マルコ・ポーロ
まるこぽーろ
ヴェネツィア共和国の商人で冒険家。
概要
1254年~1324年
正確な生い立ちに関しては不明なところが多い。1271年、父・ニコロと叔父・マッフェオとともにアジアへ旅立ち、24年に渡ってアジアを旅する。ヴェネツィアに帰国したのち、敵対するジェノヴァとの戦争に参加。数か月の間、ジェノヴァの捕虜として収監される。その間に同じく捕虜として収監されていた人物に自らが体験したアジアの旅について語り、それがのちの『東方見聞録』となったとされている。
大元との関係
『東方見聞録』によるとマルコ一行はアジアを東に向かい、大元の皇帝・クビライとも謁見している。またマルコは大元の政治官にも任命され、17年間大元に滞在した。マルコ一行は大元に有益な情報や経験を持っており、マルコは母国語であるイタリア語の他にフランス語、トルコ語、モンゴル語、中国語に通じていたため、政治官に任命されても何らおかしいことはなかった。