概要
漫画『機動戦士ガンダムF90』、ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場するジオン残党軍。
火星に潜伏していた事から「火星独立ジオン軍」とも呼ばれる。
一年戦争がジオン公国の敗北で終結してから40年以上もジオン再建を悲願とし、地球連邦の壊滅を目論んでいた。
MSはかつてのジオン公国が使用していたザクやグフなどを最新技術でリファインした機体を運用していた。
オールズモビルは二度に渡る戦乱を引き起こしたが、彼らを最後にして「ジオン」を名乗る組織の蜂起はなくなった。事実上最後のジオン残党軍とも言える組織である。
第一次オールズモビル戦役
同組織が起こした戦乱。
この戦いでオールズモビルは地球連邦軍の新型MSであるガンダムF90の2号機を奪取し、火星のオリンポス山を改造した戦略兵器「オリンポス・キャノン」で隕石を地球へ発射し、落着させようと画策した。
連邦軍人のボッシュ大尉はオールズモビルに内通していた人物であり、2号機のパイロットも務めた。
この戦いでオールズモビルはオリンポス・キャノンでラー・カイラム級「アドミラル・ティアンム」を撃沈させたが、この砲撃によるショックでオールズモビル基地は壊滅。皮肉にも自滅で滅んだ。
ボッシュ大尉が乗る2号機はデフ・スタリオン少尉がのるガンダムF90の1号機との決戦に敗れ戦死した。
第二次オールズモビル戦役
第一次オールズモビル戦役から2年後に勃発した戦乱。
地球に残存していたオールズモビル勢力をシャルル・ロウチェスター少佐が纏めて、ブッホ・コンツェルンからの援助を受けて開戦した。
連邦軍との激戦の末にオールズモビルのシャルル艦隊が壊滅してしまうが、クロスボーン・バンガードへの傘下の下、月面マスドライバー基地を制圧。かつてのオリンポス・キャノンの様に地球への質量弾攻撃を画策するも連邦軍のエイブラム隊により失敗。
結局戦況を巻き返す事は出来ず、この戦いでオールズモビルは事実上壊滅となった。
そして、この一年後に「コスモ・バビロニア建国戦争」が勃発することとなる。