概要
坂乃上女子高校1年→2年。
入学初日に自転車で通学していたものの、その名の通り急な坂を登らなければならないことに辟易していたところ、バイク通学する天野恩紗を見て自らもバイクに乗ることを決意。
極度の天然で高校生としての一般常識に欠けているフシがあり、当初はバイクに乗るのに免許が必要なことすら知らなかった。
しかし、裏表のない性格から人望は厚く、彼女の人柄は周囲を優しい気持ちにさせる。
走りに関しては、免許取りたての頃から急加速が得意であり、そのさまが漫画では羽根の生えたように描写される。この特徴的な急加速は、文化祭のレースで威力を発揮した。
バイクのことは一貫して「オートバイ」と呼ぶ。一度その理由を尋ねられた際、最終的には「人の倍『お~~~っ!!!』と言うから」という結論を出している。
愛車
ホンダ担当だが、メーカーに執着している描写はあまりない。しかし、中野千雨にバイクを勧めた時は、人が変わったように「ホンダがいいような気がする!」と興奮していた。
ピンクが好きなようで、愛車がピンクのカスタムペイントである他、千雨にもピンクのホーネットを勧めたことがある。
ホンダ・CB400SF SPEC3 (カスタムペイント)
教習車のCB400に乗っているうちに興味を持ち、天野恩紗の実家・ニコイチモータースでピンク色にペイントされたこのバイクを見て一目惚れし、購入した。
恩紗は自分の店の劣悪ぶりを知っていたために一度止めようとしたが、羽音の「恩紗を信じて買う」という言葉に感動し、父には触らせず自分で整備し、納車した。
彼女の性格と初心者であることもあって、変なカスタムなどはされず大切にされている。しかし文化祭のレースの際は、山程ウィンカーとミラーをつけられた。
のちに天野恩紗のミスで、点検整備中にガソリンタンクを凹ませてしまったため、バイ太のものと換装された。
ホンダ・CB400SF-K(バイ太)
教習車。なぜか羽音と会話することができ、彼女に運転のノウハウを教えた。
HYPER-VTECがなかったり、市販車よりもパワーを抑えられているために、本人は「キンタマを抜かれたオカマ」を自称しており、そのためにオカマ口調で話す。
羽音の卒検の前日に、インジェクション仕様車に入れ替えられたために引退。
以降はニコイチモータースに買い取られ、部品取り車両として殆どのパーツを失った後、ガソリンタンクのみの状態で転がっていた。
その後、愛車のタンクを探していた羽音がそれを発見。ピンク色にペイントされたのちに羽音のスーパーフォアに搭載され、晴れて彼女の愛車となった。
名前の由来
ホンダの正規代理店・WING店から。
佐倉綾音というよく似た名前の声優がいるが、参考にしているかどうかは明らかではない。アニメ版の声優は別人である。
コラボレーション
ホンダDREAM店にて、HONDA Moto LINCの解説マンガに採用されている。
家族
佐倉由女
羽音の妹。中学3年→高校1年。詳しくは本人の項で。
両親
第1話での羽音のセリフでは死んだようにも取れたが、アメリカで仕事をしていることが明かされている。