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プロフィール編集

誕生日6月6日
血液型A型
身長144.8cm
スリーサイズB75 W60 H80
愛車ホンダ・NSF100/PCX150
CV木戸衣吹

概要編集

坂乃上女子高校1年。佐倉由女のクラスメイト。

元GPライダー・中野欽矢の娘。本人もレーサーである。

性格は負けず嫌いの意地っ張り見栄っ張りだが、素直で常識をわきまえている。

「ちいさめ千雨」のあだ名で呼ばれており、低身長コンプレックスだったが、ポケバイではそれが逆に有利になったことから自信を持ち、小さい頃からサーキットでは優勝候補だった。


しかし、標準的なシート高のバイクでは足が地面に届かない(※1)ため、信号待ちで足をつかなければならない公道に不安を持っており、バイクは公道で乗るものではないと意地を張っていた。

シート高を下げることも、メーカーによる綿密な設計を無駄にするものだとして拒絶している。


そのため当初バイク部への入部には否定的だったが、新部長・天野恩紗による「バイクに足が届かないのは女性ライダーにとって当然であり、乗りたいならなんとかして乗ればいい。意地ばかり張っていると鈴乃木凜みたいになる」という(主に最後の)言葉に動かされ、バイク部に入部することになる。


その後バイクの免許を取り始めるが、公道用の装備の知識がほとんどないため、一発試験ではバックミラーをポールにぶつけて試験中止になってしまう。教習所でも、シフトチェンジがレーシング用と逆(※2)であることや、ウィンカーをどうやってつけるのかも知らず狼狽していた。

教官たちはそのような事情に気づかず、レーサーなら当然バイクの操作はできるものとろくな指導をしなかったため、このまま1段階みきわめを受けることに不安を覚える。

最終的には、同時期に教習を受けていた三ノ輪聖に教えを請うことで、無事免許を取得している。


無愛想で表情の変化が少ないが、話数が進むに連れて顔以外の部分で素を出すようになる。

男性の好みは意外にも面食いで、福山雅治ダルビッシュを例にあげている。レースでは敵無しの強さを誇っているが、それ故に対戦相手達からは殺意を抱かれるほどに嫌われており、ロマンスの類いには縁がない模様。

また、食べ物に執着があり、レース相手の死神十三ソフトクリームを横取りされた時は、さんざん無視していた相手にもかかわらずムキになって勝負を受けている。好物はイモ類。


ヘルメットをかぶると、なぜかツインテールがヘルメットから飛び出している。

扉絵ではメーカーを問わずスクーターを担当している。


愛車編集

レーシング用と公道用を所持。他にポケバイも所持しているが、車種については述べられていない。

千雨はどのスペックよりシート高を気にしており、他のバイクでもシート高だけは暗唱できるほど。


メーカーにこだわりはないが、レーシング仕様車を多用する都合上、ポケバイを除いては主にホンダ車に乗ることが多い。


レース用:ホンダNSF100編集

サーキット専用のミニバイクで、公道は走れない。シート高681mmでノーマルの状態でも足がつくため、千雨の主力である。

バックミラーもライトもウィンカーもついておらず、メーターはタコメーターのみ、始動は押しがけ、シフトペダルはレーシング用の逆シフト。彼女はこのバイクに慣れていたため、教習所で苦戦することになる。


公道用:ホンダPCX150編集

父・中野欽矢から借りたバイクで、バイク部員唯一のスクーター

どのバイクを買えばいいか先輩に相談したところ、メンバーが自分の好みを押し付けようとして喧嘩になってしまったために選んだ。

恩紗が「スクーターはバイクではなく、ただの移動の道具」と言ったのを逆手に取り、「バイクは公道で乗るものではないが、スクーターはバイクではないので乗っていい」ということにして乗っている。


千雨にとってバイクはレースのための乗り物であり、闘争心をむき出しにして乗るものであったが、スクーターは穏やかな気持ちで乗ることができ、「なにもない」があるといって気に入っているようだ。


プロモーションのためか、実車のモデルチェンジと共に最新型に乗り換えている。


関係者編集

家族編集

両親共にバイク乗りのサラブレッドである。兄弟は確認されておらず、一人っ子の模様。


中野欽矢編集

千雨の父で、元GPレーサー。バイクで悩む千雨を陰に日向に見守る。

20年前は、天野恩紗の父と共にレーシングチーム「チーム天野」を結成し、来夢先輩たづ子と争っていた。

クレ5-56が大好きで、自分のゼッケンナンバーにした上にブランドまで立ち上げ、その版権料で儲けている。

イケメンであり、周囲からは王子の名で呼ばれていたが、チーム天野のメンバーは「黒子(ホクロ)」と呼んでいた。

その名の通り目の下の泣きぼくろがトレードマークだったが、これは彼が自分の父親から受け継いだものであり、千雨がバイク選びで悩んでいた際に、彼女に引き継いだ(物理的に取り外して千雨に貼り付けている)。


中野アキナ編集

千雨の母。坂乃上女子高校OGで、たづ子の同級生。

来夢先輩が所属するレーシングチーム・チームバージンのメンバーだった。


その他編集

三等教官編集

等級の3等ではなくそう言う名字の教官。容姿はロボット三等兵そっくり。原作では千雨の初教習時が初登場だが、アニメでは羽音の教習から登場する。中野親子の事もよく知っており「基本は教えなくても乗れる」と勘違いしていた(実際にはウィンカスイッチの場所すら知らなかった)。バイ太と教習所で最後に会話するのもアニメでは彼(原作では整備士)。


関連タグ編集

ばくおん!!

中野梓 …けいおん!のパロディが多い本作だが、千雨と彼女の共通点は他メンバーより多い。


ジト目 ツインテール ※高校生です

突っ込みどころ満載彼女の設定に関して。


注釈編集

(※1)…と、思われがちだが実は125cc超~250cc未満のクラスには千雨より小さな女性(身長140cm程度)でも足のつく公道仕様のバイクは存在する。羽音のシャコタンCBに跨がれるので、クルーザー(アメリカン)も入れるなら余裕で足つきできる車種(ホンダ スティード400で標準670mm)は多いと思われる。

(※2)…通常のリターン式シフトペダルは、ペダルを踏み込んでシフトダウン・跳ね上げてシフトアップだが(正シフト)、オンロードのレース車は逆(逆シフト)である。これは、フルバンクでコーナリングした後のシフトアップで、足を路面に擦ってしまうのを防ぐためである。

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