プロフィール
概要
丘乃上女子高校3年で、バイク部部長(復活2年目は天野恩紗に交代)。
20年以上留年を繰り返しており、年齢・本名一切が不明。バイク部のマスコットを勤める妖精さんである。
学生証には「川崎来夢」とあるが、これはかつての後輩で現校長のたづ子が書面上つけた、便宜上の仮名。
年齢も(大型二輪も乗りこなすため)18歳「ということにしてある」が、正確な年齢は不明であり、実際は少なくとも38歳~40歳近いと推測される。
常に、(バイクに乗っていないときでも)ピンクのリボンの付いたシンプソンのフルフェイスヘルメットをかぶっており、素顔を見たものはいない。
また、ほとんど話すことはなく、セリフを一言も発しないため、アニメでの声優も存在しない(筆談や他人による口話にて他者とのコミュニケーションは取っているが)。
性別も怪しいが、単行本のおまけコーナーでレースクイーン姿を披露しており、女性ではあるらしい。
20年前に所属していたバイク部をずっと守り続けていたが、公式には潰れたことになっており、たづ子は校長として積極的に肯定はできないことを吐露している。
その後たづ子はバイク部復活を承認しているが、来夢にバイクにまつわるあらゆる危険から部員を守るという条件をつけている。
20年前は他のバイク部員とレーシングチーム・チームバージンを組んでおり、鈴乃木凜の父らと競い合っていた。女子高生チームでありながらスポンサーはなく、来夢がオートレースで荒稼ぎして資金を得ていた。
元レーサーだけあってライディングテクニックはバイク部メンバー中群を抜く。どんなバイクでも分解整備ができ、オートレースでは「バイクの目」を見ることで勝ち車をピタリと当てることができる。さらには始動もせずに1気筒死んでいるエンジンを見分けてしまう。
しかし、1つだけ弱点があり、カワサキが製造したことがないオートマチック車の運転が苦手なようだ。
ちなみに中野千雨がバイクを買おうとしたときはきっちりカワサキを推している。
搭乗車
カワサキ・NinjaZX-12R
彼女の主力であり、第1話では佐倉羽音を乗せて時速309kmをマークした。
乗るには大型二輪免許が必要だが、留年を繰り返している彼女は問題なく乗車可能。
カワサキ・マッハIII
20年前の愛車。1969年発売と当時ですら時代遅れのマシンであり、来夢はこれにマッハ乗り(※1)していたため、後輩たちから盛大にツッコミを入れられている。
カワサキ・GPZ250R
20年前の愛車。1985年発売。
「未来の国から飛来したデザイン」と銘打たれていたが、従来のGPZとは見た目が違いすぎるために「鳩サブレー」などと揶揄され、売上も2000台程度だったという。無駄にカラーバリエーションが豊富で、ボディ5色×シート7色の計35色が存在する。
バイク部員からの評判も悪く、「パールホワイト×ピンクのGPZ250Rを見たら呪われる」という都市伝説まで生まれるほどだったが、来夢は気に入り、オートレースで荒稼ぎして35色すべてを揃えている。
カワサキ・エプシロン250
文化祭のレース大会で、ハンデとして支給されたスクーター。ニコイチモータース提供。
カワサキから発売された唯一のスクーターだが、製造は同社ではなくスズキ・スカイウェイブのOEM。
来夢がスクーターの運転をしたのはこの時が初めてで、スタート直後に転倒して6周差をつけられるが、その後復活して巻き返し、他の参加者とほぼ同着になる大健闘を見せた。
名前の由来
カワサキのコーポレートカラーであるライムグリーンから。仮の苗字「川崎」は、たづ子が彼女のカワサキ愛からつけたもの。
関連タグ
STIG …元ネタと思しき人物。ヘルメットのデザインが酷似している。彼には世界中にいとこがいると噂されているが、来夢先輩もこの一人か。
田中スーザンふ美子 …こっちも元ネタ?(校長本人ではないが…)
セルティ・ストゥルルソン …元ネタかどうかわからないが、女性ライダー、ヘルメットイコール顔、オカルティックさなど、とにかく共通点が多い。
注釈
(※1)…シートの上に腹ばいになる乗り方。フライング乗り・カミナリ乗りなどの呼び名が一般的。かつてバイクのカウルがなかった頃に、テストドライバーが空気抵抗を減らすためにこのような乗り方をしていた。その後、カミナリ族などがこの乗り方を真似した。