軍隊に属する男性兵士の性欲処理を行う慰安婦(日本の法的な用語では特殊婦女と呼ばれるらしい)のうち、軍隊につき従ってともに戦地へ行くものに対する呼称である。
慰安婦の区分
実際には現地側が現地軍に許諾を得て慰安所とする事例(これは軍人の強姦防止が第一の目的)、あるいは基地や駐屯地に本国等から遊郭を勧進し、慰安所とするなどの事例が存在し、この場合は基本的にその地域固定であり、軍の作戦により頻繁に移動することはないと思われる。
これとは逆に特に陸軍の戦争においては戦地が日々変化する。そのため兵士たちの性欲処理のため慰安所が軍隊に付属する形になる場合が存在する(このあたりどのような形をとっていたのかはデータを持ち合わせていないため不明である)。
実際
実際に「従軍記者」や「従軍看護婦」など、軍属として軍隊に所属するものもあった。
しかし、慰安婦は軍属として扱われておらず、軍隊から給与も受け取っていない、また戦争中の閣議決定でも軍属ではなく民間人として扱うとされていた。
言葉の歴史
この言葉は日中戦争および第二次世界大戦の時点では存在すらしておらず、戦後の1970年代にできた造語であり、実際に慰安婦が活躍していた時代には存在すらしなかった言葉である。
そのためうかつにこの言葉を使うと「事実の歪曲にあたる」と面倒な筋からの指摘がある場合が存在する。