航空自衛隊・海上自衛隊では同様の施設を基地と呼称するが、陸上自衛隊では「戦闘時の基地とはならない」という位置づけからこの名称となっている。
駐屯地内での生活
駐屯地内では自衛官やその他の職員が様々な日常の訓練や業務を行う一方、独身者の陸曹以下の階級の自衛官は敷地内の営内舎(寮)に住みこみ共同生活を送る(営内居住)。食堂や居酒屋、売店も敷地内にあるため生活面はおおむね賄える。
有事や災害派遣などの事態に備え、駐屯地には常時ある程度の人数が居なければならないため、当直勤務も定期的にあり、営内居住者の外出にもある程度制限があり、階級などにより制限幅が異なる。
結婚し所帯を持った者(シングルファーザー・シングルマザー含む)、幹部自衛官は居住地を駐屯地の外=営外(官舎、賃貸、持家いずれも可)に構えなければならない。
また、独身者でも2曹以上+年齢30歳以上の場合、親兄弟を引き取って一緒に住む場合などは申請すれば営外居住が認められる場合もある。その他女性用の居住区画が十分確保されていない所に配属された女性自衛官や、その他様々な事情で営外居住になる場合もある。
また、外部からの体験実習を受け入れたり、年に1〜2回くらいの割合でお祭りのような形で一般公開が行われる。