『ハリー・ポッター』シリーズの登場人物。
概要
フルネーム、リーマス・ジョン・ルーピン(Remus John Lupin)
主人公ハリーの3年生時の「闇の魔術に対する防衛術」の教師で、ハリーの父ジェームズの友人。
幼い頃、父親が闇の勢力に抵抗した事への見せしめとして狼人間に噛まれ、
自身が狼人間となってしまい、以降魔法使いの社会からも迫害される立場となる。
顔は病人のようにやつれ、鳶色の髪には30代半ばながら白髪が混じっている。
継ぎ接ぎだらけのローブを纏っているが、登場するたびに以前よりもみすぼらしくなっている。
狼になる際は自分を咬み、引っ掻いていたことから、身体のあちこちに傷がある。
たまに自虐的な発言が見られる。
在学中
当時はまだ『トリカブト系脱狼薬』等の有効手段が無かったため、ホグワーツへの入学も絶望的なものとなったが、
ダンブルドアが彼に同情し、「然るべき処置をすれば入学できない理由は無い」と、入学を許可された。
ホグワーツ魔法魔術学校在学中はグリフィンドール寮所属。
悪戯好きで手の付けられないジェームズ、シリウスの2人組の抑え役となる事を期待され、
5年生時に監督生にされたが、実質なんの歯止めにもなっていなかった様子。
評判等
「闇の魔術に対する防衛術」の教師としては非常に有能で、ピーブズをあっさり撃退したことで生徒達の心を鷲掴み。
さらに実習を踏まえた授業は非常に面白く、生徒達に大人気だった。
その為、彼が辞職するという話が広まった後は、彼が狼人間だと知れ渡った後にも関わらず生徒達は随分と落ち込んだ。
また、基本的に温厚で声を荒げたりしないが、彼の穏やかな説教は非常に威力があり、
こっそり学校の外を出歩いていたハリーが「君のご両親が命を賭けて遺してくれた賜物に、あまりにもお粗末じゃないか」と叱られた後は、
ハリーとロンはもう何も言えなくなってしまった。