概要
ダンガンロンパ担当シナリオライターである小高和剛が小説化した、本編の前日譚。
私立希望ヶ峰学園における『コロシアイ学園生活』の発端と、そこから始まる未来の中間点となる物語。
そのため最初のページから初代本編のネタバレ丸出しな超展開であり、真相暴露に絶望したくないならば初代クリア後の購読をオススメする。
なお本編は上巻・下巻に分かれており、上巻の内容はwebサイト上でも読むことが可能。
またスーパーダンガンロンパ2に対しては致命的な展開こそ無いものの、伏線となる描写があるので予習に最適な教科書とも言える。
あらす
未来への希望となる恵まれた才能を集めている『希望ヶ峰学園』。
この学園の生徒である少女『音無涼子』は記憶喪失を繰り返す謎の障害に苛まれ、治療の為に幼馴染の神経学者『松田夜助』の元に足しげく通っていた。
そんなある日、松田は学園の上層部に呼び出され『ある事件』の捜査を依頼される。
希望ヶ峰学園の生徒会を中心とした『超高校級』の生徒15人が失踪し、うち13人が死体で発見されたというのだ。
生徒会メンバーで生きているのはボディーガード『斑井一式』と会長『村雨早春』の2人のみ。まだ公になっていない極秘の依頼に松田は行動を開始する。
だがその一方で、ある人物から呼び出しを受けた音無は待ち合わせ場所に向かい、そこで何者かの死体を見つけてしまう。
何か大きな絶望が学園で始まろうとしている。それを察知した音無は偶然出会った諜報員『神代優兎』と共に、事件の真相を解明する事、そして松田を守り抜く事を決意した。
主な登場人物
超高校級の??? 音無涼子 | 超高校級の神経学者 松田夜助 |
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主人公。常に記憶を失い続けておりノートが手放せない少女。 | 涼子の幼馴染。美形だが毒舌で彼女の事も容赦なく罵倒する。 |
超高校級の諜報員 神代優兎 | 超高校級のボディーガード 斑井一式 |
存在感の薄さを長所へと代えたスパイ。情報収集への熱意は女子の身体にも及ぶ。 | 学園の生徒会守護者。目的の為なら暴力や卑劣にも手を染める危うさを持つ。 |
超高校級の生徒会長 村雨早春 | ??? |
何者かに破壊された少年。辛うじて一命はとりとめたが精神は絶望の彼方へと沈んでいる。 | 本名も才能も不明な謎の人物。生徒会メンバーを殺害したクロだとも言われているが...? |