概要トントン
番組としての「ペットントン」
1983年10月2日から1984年8月26日までフジテレビ系で放送された『東映不思議コメディーシリーズ』の第三弾。
前二作とは異なり、放送の前年に流行したE.T.に着想を得て主人公が宇宙生物となっている。
シナリオは全話浦沢義雄が手がけ、レギュラーメンバーの一人(小学生)が同性愛者だったり、無生物(コンピュータや寿司等)が人格を持ったり前二作以上にシュールな物語が展開されていてる。
主役キャラクターとしての「ペットントン」
UFOから捨てられた不思議な宇宙生物で、語尾に「~トントン」がつく。
畑一家の長男ネギ太に拾われ、彼の家族に飼われることになった。
ちなみに、草を食べすぎたために地球に捨てられたという逸話が放送当時の児童向けTV雑誌の特集記事に載せられていた。
可愛い女の子にキスをされると興奮して頭が膨らみ、空を飛ぶ事が出来る。腕は、電信柱の上部にも手が届くほど長く伸ばせる。
トモダチの輪という知恵を与えるアイテムと、時間を少し戻せるタイムステッキというアイテムを持っている。
ジャモラーというペットントンを追って毛を食べようとしてくる生物が天敵。
金儲けを企むネギ太の祖母セロリにはよく酷い目に遭わされている。
余談トントン
平均視聴率は16%と好調で、本作の成功により東映不思議コメディ―は前作までのロボットではなく不思議な生物を主人公とする路線がこの後も続いた。
エンディング映像は美ヶ原高原美術館と白樺高原ホテルの協力で撮影され、愛のモニュメントなどが映っている。
エンディングテーマを歌っているのは「おしん」で子供時代の主人公を演じた小林綾子。
小林は、最終回後に月曜ドラマランド枠で放送されたスペシャル版にゲスト出演している。