美食戦隊薔薇野郎とは、スーパーファミコンから発売されたゲームである。
史上最狂の、激うまバトルゲーム
強けりゃいいだけの格闘ゲームは、もういらない。
ステージ斬新、バトルは超過激、加えて敵は不気味でユーモラス。
しかも敵を倒せば食材が出現し、サイバーシェフの調理で究極のグルメ三昧。
メニューも多彩に、喰らえば喰らうほどパワーアップ。
一度喰ったらやめられない、激うまバトルゲーム。できたてをどうぞ。
概要
3人のうちの主人公の一人を選んで、
行く手を阻むバースの人造人間たちを倒しながら、
出現する食材を取得しながら突き進んでいく。
いわゆるファイナルファイトのような格闘アクション。
ステージの最後に待ち構えるボスを倒せばステージクリア。
登場する敵キャラは、どれも珍妙あふれる曲者ぞろい。
ステージクリア後は、本作最大の特徴となるシステムである
「ディナータイム」というボーナスステージのようなものがある。
料理に使用する「メイン食材」と「サブ食材」を1種類ずつ選び、
食材を選ぶと、「サイバーシェフ」という名のコックが
組み合わせによって料理してくれる。組み合わせによって体力を
回復することができる。しかし、キャラクター毎に好物があるため、
うまく組み合わせないとあまり回復してくれないこともある。
それどころか、組み合わせによっては体力が減ることがある。
(いずれも下記参照)
ちなみに、敵が落とした食材は拾うと体力がほんのわずか回復する
とはいえ、回復量はなんの足しにもならないほど低いため、
「ディナータイム」で回復させるしかなさそうだ。
しかし、システムが破天荒なだけでアクションゲームとして
なかなか遊べる出来となっている。
要するに「よくできたバカゲー」である。
体力が回復する組み合わせ
メイン「豚肉」 + サブ「米」で「カツ丼」
メイン「豆腐」 + サブ「牛肉」で「すきやき」
メイン「牛肉」 + サブ「キノコ」で「ステーキ」
メイン「野菜」 + サブ「野菜」で「サラダ」
メイン「エビ」 + サブ「小麦」で「エビフライ」
メイン「小麦」 + サブ「プロテイン」で「スーパーパン」
体力が減ってしまう組み合わせ
メイン「アイス」 + サブ「米」で「アイスクリーム丼」
メイン「貝」 + サブ「納豆」で「ホタテ納豆」
メイン「たまご」 + サブ「納豆」で「納豆オムレツ」
メイン「キノコ」 + サブ「キノコ」で「毒キノコ」(ライフ-999)
※ただし、毒キノコを食べてもプレイヤーがやられるわけではない。
主人公
どの主人公もキャラが濃い。
爆発男爵ぼんぢゅ〜る(元・闇ボクシングチャンピオン)
いわゆるパワー重視型のキャラクターで、攻撃力は高い反面
すばやさが低いのが欠点。好物は肉類であり比較的容易に食材が
集めやすいが、献立の好き嫌いが案外多い。
爆発貴婦人まどもあぜる(有翼人種フェアリーの女王)
攻撃力・機動力ともに標準的な、いわゆるバランスタイプ。
大好物を作れる食材が先の面でないと手に入らない唐辛子のみで、
体力が大きく回復するのはやや難しい。しかし、好きな献立の幅が
広いため、魚料理などでそこそこのライフアップは見込める。
大爆獣とれびあ〜ん(合成動物のアンドロイド)
スピード重視型のキャラクターで、機動力や連続技に長ける分、
攻撃力は低め。好物がアイスクリームぐらいしかないため、
ディナータイムにおいては不利なほうである。
備考
このソフトに付属しているアンケート葉書の「購入理由」の項目が、
一番目がなんと「間違った」というもの。