ハローワールド!マリーナ・デル・レイよ〜!
吹:定岡小百合
概要
『リトルマーメイドⅢ 始まりの物語』に登場するキャラクター。
人魚の国アトランティカにある王宮でトリトン王の娘たちの家庭教師(どちらかというと家政婦かお世話係)として働いているかなり老けた女性の人魚。
アリエルたち姉妹の前ではへりくだった口調でおべっかを使っているが、内心では彼女たち(特にアリエル)のことを嫌っており、王の側近として仕えるセバスチャンを蹴落として王の一番のお気に入りになろうと画策する野心家。
そのため劇中ではセバスチャンの粗探しを積極的に行い、彼の地位を奪わんと奮闘する。
直属の部下に自身とペットのデンキウナギたちの世話をしてくれるベンジャミンがおり、彼とは夫婦漫才じみたやり取りをしている。
因みにメインイラストに写っている紫色の頭髪はカツラであり、その下は剃り上げたかのような坊主頭に申し訳程度の長めの髪が数本生えた状態になっている。
また、かなりのオシャレ好きでもあり、劇中では挿入歌含め多くの着飾った姿を見せる。
活躍
欲求不満で我儘放題のアリエル達や何かにつけて嫌味ったらしく物申してくるセバスチャンに怒りを募らせ、ベンジャミンの「誰でもミスはある」の発言からセバスチャンの欠点を見つけ出し引きずり降ろそうと躍起になる。
その後、それまでなかなか自分の言うことを聞かなかったアリエル達が突然素直になったことに不審を抱き、夜に外出する彼女たちを尾行。
着いた先で、アトランティカではアテナ女王の不幸な死後禁止されていた《音楽》が奏でられている『ナマズクラブ』とそこでボーカルとして活躍するセバスチャンを目撃。
彼を蹴落とす決定的な証拠が見つかりルンルン気分でトリトン王に告げ口し、王からセバスチャンの地位を与えられる。
念願の地位を手に入れ有頂天となり、今まで以上にハイテンションになり派手に着飾る(さながら某ラスボスの如し)彼女だったが、調子に乗ってトリトンの前で心中も察さずべらべら話し続けたせいで疎まれてしまう。
更にアリエルが家出をしたことで自分に仕事が回ってきたと期待するが、当のトリトンは「セバスチャンを呼べ」と命令したために愕然。
苦労して側近の地位を手にしたのに失脚したセバスチャンに頼る理不尽な扱いに怒髪天となった彼女はついに最後の手段として「デンキウナギ」を嗾けて邪魔なセバスチャンと大嫌いなアリエルを消そうとする。
トレードカラーの紫を基調とした明細服を身に纏い、ウナギをアリエルに行かせ自身はセバスチャンを始末しに向かう。しかし彼の挑発的行動で冷静さを欠かされてしまい、彼の隠れた筒状のサンゴの骨に勢いよく突っ込んだことで抜け出せなくなってしまう。
それでも諦めない彼女は、サンゴに嵌った状態でセバスチャンの背後から突進を仕掛け彼を殺害しようとするも、アリエルの体を張った妨害によって失敗に終わった。
ラストでは数々の暴挙を犯した(何より王女であるアリエルに危害を加えた)ことでベンジャミン共々王宮地下の牢屋に閉じ込められることとなった。
牢屋内ではベンジャミンから「人の嫌がることはしちゃダメ。悪い人になりたくないでしょ?」と諭され、「…そうかもね。」とげんなり気味に返していた。
余談
劇中で様々な衣装を披露した彼女だったが、その最後は白黒のボーダーというなんとも皮肉なファッションを披露したのだった。
声を演じる定岡女子は同じディズニー作品でも多数出演しており、ターザンで象のタントーの母親、ソウルフル・ワールドのリバ、カーズ/クロスロードのミス・フリッターなど様々なキャラクターを演じている。