概要
2020年12月11日公開予定のディズニー映画であったが、COVID-19の影響で劇場公開は断念し、ディズニープラスなどで配信になった。
第93回アカデミー賞、長編アニメ映画賞、作曲賞受賞。
あらすじ
ニューヨークに住むジョー・ガードナーは、ジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師。
ある日、ついに憧れのジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れた直後に、運悪くマンホールへ落下してしまう。
彼が迷い込んだのはソウル(魂)たちが暮らす世界で、彼自身もソウルの姿に・・・。
そこは、ソウルたちが生まれる前に、どんな性格や興味を持つかを決める場所。
でも、22番と呼ばれるソウルだけは、人間の世界が大嫌いで、何の興味を見つけられないまま、もう何百年もこの世界にいた。
まるで人生の迷子のように生きる目的をみつけられない22番と、夢を叶えるために何としても地上に戻りたいジョー。
正反対の二人の出会いは、奇跡に満ちた冒険の始まりだった・・・。
登場人物
- ジョー・ガードナー(Joe Gardner)
本作の主人公。ジャズ・ピアニストを夢見る中学校の音楽教師。一人称は「俺」。
自身の夢であるニューヨークで1番有名なジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れるも、浮かれ気分で街を歩いている最中にマンホールへ落下して死亡。そこで迷い込んだソウルの世界で22番と共に地上へと戻る方法を探す。
- 22番(22)
本作のもう1人の主人公。ソウルの世界に暮らす人間嫌いのソウル。一人称は「私」。
自分のやりたいことが見つからず、何百年もソウルの世界に留まり、生まれることを拒否し続けている。ソウルの世界でアリストテレスやコペルニクス、マザー・テレサなど数々の偉人に会っている。
- ムーンウインド(Moonwind)
迷いを抱いているソウルを手助けしている。
ソウルの世界に暮らすソウルの一人……なのだが……。
- カウンセラー・ジェリー(Counselor Jerry)
ソウルの世界の住人。
生まれたばかりのソウルを導く。複数存在するが全員、固有の名前を持たず、お互いを「ジェリー」と呼び合っており、ジョーを混乱させる。
- テリー(Terry)
ソウルの世界の住人。
ディズニーヴィランズのポジションで死亡者のソウルの数を計算している。
死亡認定されているにも拘らず天界から抜け出したジョーを追っている。テリー自体は真面目に仕事をしているだけではあるが、ソウルの世界の他の住人たちはソウルの数が合わないことをそこまで気にしている様子がなく、テリーだけが躍起になってジョーを追っている。