政治権力者による不当な圧力によって、国民全体または一部の国民が、言論の自由が奪われる行為や、その様のことを言う。
また、ある1つの思想・言論だけを優先して、それ以外の思想・言論を一切禁止する、または政権の意にそぐわない言論に検閲・修正を求めることは『言論統制』と呼ばれる。
いずれにしても、言論の自由が保障された民主主義国家にはあってはならない圧力である。
ただし、近頃はこの言葉の乱用が目立ってきており、特にネットにおける各種掲示板や公共のコメント投稿欄などで自分の書き込みがそこの管理人の判断で削除されたり、書き込みを制限されたり、あるいは他のユーザーからの抗議が殺到して炎上すると「これは言論弾圧だ!!」(※これは誤用。一企業による表現の規制や個人・団体による抗議はそもそも言論弾圧ではない)と主張する者もいる。
この場合、その書き込みに差別的な、あるいは他人を傷つけるような中傷や罵倒、デマが含まれていたりとか、そもそもその書き込み自体が場にそぐわない、というケースが考えられるため、まず自分の取った言動について自省する事も必要である。
与党や政府機関によって行われる言論弾圧と、企業によるサービスの使用制限あるいは市民による正当な表現への批判行為を混同しないこと。