概要
ロングシャンク在住の発明家。
天才的な腕を持ち、古代の遺物をベースにさまざまなものを開発する。
また、遺物の鑑定も定評があり、客が後を絶たない。
しかも容姿はイケメンで、女好きということもあり、女遊びも多いのだが、それだけ恵まれている彼はいつも虚無感に包まれていた。
だが、富豪の開いたパーティの展覧会で見た写真のような絵——「フォート」に描かれていた女性を見て、失われていた彼の情熱に火がついた。
店も放り出してフォートに写っていた被写体の女性を探す旅に出た彼。
やがてその張本人とおぼしき銀の少女を発見する。
興奮のあまり、自己紹介の礼儀も忘れて開口一番銀の少女に告白するも、銀の少女からの返答はひどく冷たかった。しかしそれは、無礼によるものではなかった。簡単に言うと、以下の通りである。
「あんた、世界を破壊しようとした文明の遺物なんていじってんのかよ? 危険物の見分けも付かないバカか、それとも麻薬中毒者みたいな快楽にひたってるガキか?」
徹底的に打ちひしがれた彼だったが、銀の少女の目的がイスカンダールに出会うことだと告げられると、掛け値なしで協力する。
そして、ナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブルを倒すよう依頼された銀の少女の運命に、自らも身を投じることになる。
この戦闘は本作でダントツの難易度なので、覚悟しておくように···。
全ての戦いが終わると、一時は銀の少女に拒絶された彼だったが、遺物の力を使わない一からの発明に人生で初めて挑戦する。
それは苦難も比べ物にならないものだったが、以前の腑抜けた彼の姿からは想像もつかないほど充実したものだった。
そして発明品の第一作が飛行機だというのだから、やはり彼は「天才」である。
ちなみに上記の戦闘が難易度の高い理由、それは長丁場になること・敵の数が多くて攻撃力も狂っていることなどもあるのだが、何よりこちらの編成にかなり問題がある点が大きい。
・加入メンバーが全員女性なのだがLP一桁が三人もいる
・ボス前座はアンデッドだらけなのにこちらのメンバーにアンデッド恐怖症のティフォンがいる
・他の主人公と違い心強い物理アタッカーがいない。技力両方4以上なのはLP最低のミシェルだけ
これほど羨ましくないハーレムも、そうあるものではあるまい···。