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概要

CV伊藤健太郎

ロングシャンク在住の発明家。

天才的な腕を持ち、古代の遺物をベースにさまざまなものを開発する。

また、遺物の鑑定も定評があり、客が後を絶たない。

しかも容姿はイケメンで、女好きということもあり、女遊びも多いのだが、それだけ恵まれている彼はいつも虚無感に包まれていた。

だが、富豪の開いたパーティの展覧会で見た写真のような絵——「フォート」に描かれていた女性を見て、失われていた彼の情熱に火がついた。

情熱に火がついたのはいいが、それ以外のことが全て手付かずになってしまい、とうとう店も放り出してフォートに写っていた被写体の女性を探す旅に出た。

そのためならば、これまで自分が馬鹿にしていた占いに頼ることも厭わない。ルビィに適当な占いをされて無駄足になっても懲りない。

本人もこのことを把握はしていて、「この俺が占いに頼るとは、まったくどうかしている。失恋して狂ったように泣き叫ぶ女をせせら笑っていた自分が、今は狂っている」と自嘲。しかしだからといって以前のように戻れるわけでもない。フォートのことばかり考えるあまり、所有者の屋敷が火事になれば火事場泥棒といわんばかりに燃えている屋敷に突入した挙句、帰り道が焼け落ちてしまったと判れば躊躇無く2階から飛び降りて脱出

とうとうフォートの被写体の張本人とおぼしき銀の少女を発見する。

そして興奮のあまり、自己紹介の礼儀も忘れて開口一番銀の少女に告白するも、銀の少女からの返答はひどく冷たかった。しかしそれは、無礼によるものではなかった。簡単に言うと、以下の通りである。

「あんた、世界を破壊しようとした文明の遺物なんていじってんのかよ? 危険物の見分けも付かないバカか、それとも麻薬中毒者みたいな快楽にひたってるガキか?」

遺物の鑑定は自分の生き様そのものであった。しかし夢中になっていた相手に、それを全て否定されたのだった。徹底的に打ちひしがれた彼だったが、ミシェルの装着していた呪いのガントレットの鑑定をしたのを機に、彼の心にも少しずつ変化が生じ始める。その鑑定眼でガントレットから魔道板に近い波動を感じた彼は、魔法の権威の一人であるジョーゼフに解呪を依頼するのだが、このガントレットがあまりにも邪悪であることを理解した彼はひとり考える。「俺は、この仕事をしていて、善悪の判断などしたことがあっただろうか?」

自分がこれまで間違った火遊びをしていたのかもしれないことをようやく理解した彼は、銀の少女の目的がイスカンダールに出会うという目的に協力する。

そして、ナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブルを倒すよう依頼された銀の少女の運命に、自らも身を投じることになる。

この戦闘は本作でダントツの難易度なので、覚悟しておくように···。

全ての戦いが終わると、一時は銀の少女に拒絶された彼だったが、遺物の力を使わない一からの発明に人生で初めて挑戦する。

それは苦難も比べ物にならないものだったが、以前の腑抜けた彼の姿からは想像もつかないほど充実したものだった。

そして発明品の第一作が飛行機だというのだから、やはり彼は「天才」である。

ちなみに上記の戦闘が難易度の高い理由、それは長丁場になること・敵の数が多くて攻撃力も狂っていることなどもあるのだが、何よりこちらの編成にかなり問題がある点が大きい。

  • 加入メンバーが全員女性なのだがLP1桁が3人もいる
  • ボス前座はアンデッドだらけなのにこちらのメンバーにアンデッド恐怖症のティフォンがいる
  • 他の主人公と違い心強い物理アタッカーがいない。技力両方4以上なのはLP最低のミシェルだけ

これほど羨ましくないハーレムも、そうあるまい···。

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