概要
豪農・土方家の長男で、父の妾であった十四郎の母が亡くなった事で現れた隠し子である彼を引き取り、実の息子のように世話をした。
十四郎が11歳の時に村を大火災が襲い、その際に混乱に乗じ豪農を狙った暴漢が土方家に襲来。幼い十四郎は潜在的に義兄を護る為に暴漢を死傷させるが、十四郎を庇った為五郎は暴漢に眼を傷付けられ失明してしまう。この一件により十四郎は他の義兄弟達に疎まれ土方家と疎遠となり「バラガキ」と呼ばれるようになるが、為五郎だけは彼を恐れたりもせず、盲目となっても月一回送られてくる十四郎からの手紙を心待ちにしていた。