土方為五郎

ひじかたためごろう

漫画『銀魂』の登場人物。

概要

豪農・土方家の長男で、土方十四郎の腹違いの兄。故人。

父の妾であった十四郎の母が亡くなった際に隠し子である彼を引き取り、実の息子のように世話をしていた。

十四郎が11歳の時に村が大火に見舞われ、その際に混乱に乗じ財を狙った暴漢が土方家を襲撃。十四郎を庇った為五郎は暴漢に眼を傷付けられ失明してしまい、これに激怒した幼い十四郎は異母兄を護る為、自分でも知らぬうちに暴漢の目玉を抉り死傷させる。

この一件により十四郎は他の兄弟達に遠ざけられ、土方家と疎遠となり「バラガキ」と呼ばれる不良になる。しかし為五郎だけは変わらず十四郎を案じており、盲目となっても月一回送られてくる弟からの手紙を心待ちにしていた。

モデルは土方歳三の実兄・土方為次郎。為次郎も生来盲目だったが、早くに父母を亡くした歳三を親代わりに育て上げた硬骨漢で、地元でも名士として慕われていた。