選挙などで、特定の候補者や政党の集票能力を高める(勝たせる)ために、特定の団体や組織が、まとまって投じる票のこと。
例えば農協の正組合員と準組合員を合わせた会員数は約1000万だが、構成員すべてが組織の求めに応じて投票することはないにせよ、当落に大きな影響を及ぼす数となる。
選挙結果に組織票の影響力が大きくなる原因は、全体の投票率の低さにある。
特に浮動票の多い30代以下の投票率は非常に低く、20代の投票率はわずか30%台(60代の半分以下)である。
しかし20~30代の有権者は約3000万人にのぼる。
つまり、若い有権者が集まって投票すれば、どんな組織票よりも大きくなるのである。
漫画やアニメやキャラクターなどの人気投票なども、この組織票の影響で番狂わせな結果になることも多い。