組織票
8
そしきひょう
特定の候補者に票を集めるために、特定の団体がまとまって投じた票のこと。
選挙などで、特定の候補者や政党の集票能力を高める(勝たせる)ために、特定の団体や組織が、まとまって投じる票のこと。
例えば農協の正組合員と準組合員を合わせた会員数は約1000万だが、構成員すべてが組織の求めに応じて投票することはないにせよ、当落に大きな影響を及ぼす数となる。
選挙結果に組織票の影響力が大きくなる原因は、全体の投票率の低さにある(加えて、投票日の気候の影響もある)。
特に浮動票の多い30代以下の投票率は非常に低く、20代の投票率はわずか30%台(60代の半分以下)である。
しかし20~30代の有権者は約3000万人にのぼる。
つまり、若い有権者が集まって投票すれば、どんな組織票よりも大きくなるのである。逆に投票しなければ、どんなに文句を言おうが議員がそれを鑑みることはあり得ないのだ。
だって投票しないんだから
大手企業でも、各地の拠点で自社から送り出した候補者を当選させるために頻繁に行われている。
そのような候補者はほぼ確実に組織票の力で当選するが、一般候補者と比べて不公平という批判は後を絶たない。そのような組織票で動く議員を減らし、国民の声を広く聞く人間を政治に送り込む為にも、若い世代をはじめとして積極的に投票に行く必要があるということなのだ。
コメント
コメントが未記入です