概要
CV:平井道子(映画第1作)/ 一城みゆ希(TVシリーズ以降の全メディア作品)/ 研ナオコ(OVA)/ 山田邦子(DVD版、実写版吹替)、塩田朋子(TV版)
クルエラ・ド・ヴィル(実写版ではクルエラ・デ・ビル)とは、ドディー・スミスの小説「ダルメシアン100と1ぴきの犬の物語」・およびそれを原作とするアニメ映画『101匹わんちゃん』、実写化映画『101』『102』に登場するキャラクター。
原作及びディズニーアニメ版と実写版では細かい点が異なる。
101匹わんちゃん
毛皮マニアであるデザイナーで、ロジャーの妻・アニタの昔馴染み。原作小説では毛皮商人の夫がいる。
エキセントリックかつ非情で冷酷、さらには目的のためなら手段を一切選ばない性格。
毛皮の中でも特に白黒のぶちに目がなく(髪の毛の白黒もそのため)、ダルメシアンの子犬100匹を使って特製コートを作るためにペットショップで買いあさったり、手下のジャスパー・バダンとホーレス・バダンに誘拐させたりして子犬を集めていた。
子犬が脱走した際には、子犬の乗ったトラックを崖から落として殺そうとするなど(この方法では目的の毛皮が回収できなくなるのだが)執念深い一面も見られる。
また、後にロジャーは彼女をネタにした曲を作ったが、これがまさかの大ヒットで、夫妻は巨額の富を得た。よっぽどあちこちから嫌われてたのだろうか・・・?
なお、後のシリーズで子犬の誘拐で危険人物として逮捕されている。
101、102
名前がなぜかクルエラ・デ・ビルになっている。俳優はグレン・クローズ。
アニタが働くデザイン会社「Demon」の社長。
非常に傲慢で、自分に逆らうものは徹底的に叩き潰すなどもはや悪女と言っていいレベル。
結婚とテレビゲームを嫌悪しており、結婚したアニタを裏切り者呼ばわりし、ロジャー(実写版では作曲家でなくゲームデザイナー)に対して露骨な敵意を示し、口答えされると逆ギレするほど。
101匹わんちゃん同様、彼女の逮捕後にロジャーが彼女を悪役のモデルにして作ったゲームが大ヒットし、結果的に夫妻に富をもたらしている。
続編では行動制御治療を受け、エラ・ド・ヴィルと改名して仮出所した。邪悪な本性はなくなり、優しく、おしとやかで毛皮を拒む愛犬家として生まれ変わったのだが・・・
余談
キャラクター名は、「冷酷無比な」という意味の形容詞・cruelと、「悪魔」の英語表記であるdevilをもじったもの。
また、彼女が作中で乗り回している愛車はパンサー・ド・ヴィルであり、これも名前に一役買っているのかもしれない。(ただし、本来は4ドアであるが作中では2ドア)