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クルエラ

くるえら

クルエラとは、ディズニー映画『101匹わんちゃん』の悪役キャラクター。フルネームはクルエラ・ド・ヴィル(実写版『101』『102』ではクルエラ・デ・ビル)。
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ンッフフー♪、これがアタシの恋人ォ〜、毛皮に目がなくてねェ、夢中なのよォ〜🖤🤍


…殺してやるから。アンタも犬も…!


わたくしがコートを身に纏う頃、お前達はハムやソーセージになってるだろう!そこいらの安物のプラスチックの皿にただ無造作に盛られ、友達も家族も夢も希望もなく、安いパンの間に挟まれ、タマネギ責めにされ、人間に噛み砕かれるのだ!!最後に笑うのは…このクルエラ・デ・ビルよ!!!ハハハハハハ!!!!



概要編集

クルエラ・ド・ヴィル(Cruella de Vil,実写版翻訳ではクルエラ・デ・ビル)とは、ドディー・スミスの小説「ダルメシアン100と1ぴきの犬の物語」、及びそれを原作とするアニメ映画『101匹わんちゃん』、実写化映画『101』『102』に登場するキャラクター。

原作及びディズニーアニメ版と実写版では細かい点が異なる。


101匹わんちゃん(アニメシリーズ)編集

毛皮マニアデザイナーで、ロジャーの妻・アニタの昔馴染み。

原作小説では毛皮商人の夫(ド・ヴィル氏)がいる。

なおド・ヴィルはフランス語風の発音であり、原語映画ではデ・ヴィルと英語風発音で呼ばれる。


エキセントリックかつ非情で冷酷、さらには目的のためなら手段を一切選ばない性格。

常に煙草の煙を撒き散らし、ナニーとアニータが用意したマフィンや紅茶の入ったティーカップを灰皿代わりにするなど、素行の悪さが窺える。


毛皮の中でも特に白黒のぶちに目がなく(髪の毛の白黒もそのため)、ダルメシアン子犬99匹を使って特製コートを作るためにペットショップで買いあさったり、手下のジャスパー・バダンとホーレス・バダンに誘拐させたりして子犬を集めていた。

子分のドジで子犬が脱走した際には、鬼の形相で犬達が乗ったトラックを崖から落とし殺そうとするなど(この方法では目的の毛皮が回収できなくなるのだが)執念深い一面も見られる。

しかし、最終的には別のルートで追跡していた子分らの車が横から突っ込んでしまい、互いの車は木っ端微塵に大破。打つ手が無くなり、2人に怒声を浴びせ泣き崩れた。


また、後にロジャーは彼女をネタにした曲『街のクルエラ(Cruella DeVille)』を作ったが、これがまさかの大ヒットで夫妻は巨額の富を得た。実年齢より何倍も老けた醜女(上司設定の実写版とは違い、本作ではアニタの学友という設定)とはいえ、あんまりである。よっぽどあちこちから嫌われてたのだろうか・・・?


なお、続編の「101匹わんちゃんⅡ パッチのはじめての冒険」のラストにて子犬の誘拐で危険人物として逮捕された。

その後釈放されたらしく、TVシリーズではロジャー達が購入した農場を我が物にしようと様々な手を尽くすもことごとく失敗。その一方で本業のデザイナーとして、アニタを部下に雇うなどの行動にも出ている。


101、102(実写版)編集

「クルエラ・デ・ビル」が公式日本語訳になった。俳優はグレン・クローズ

アニタが働くファッションデザイン会社「HOUSE OF DEVIL(デビルの館)」の社長。


非常に傲慢で、自分に逆らうものは徹底的に叩き潰すなどもはや悪女と言っていいレベル。

結婚とテレビゲームを嫌悪しており、結婚したアニタを裏切り者呼ばわりし、ロジャー(実写版では作曲家でなくゲームデザイナー)に対して露骨な敵意を示し、口答えされると逆ギレするほど。


101匹わんちゃん同様、彼女の逮捕後にロジャーが彼女を悪役のモデルにして作ったゲームが大ヒットし、結果的に夫妻に富をもたらしている。


続編『102』では行動制御治療を受け、エラ・デ・ビルと改名して仮出所した。邪悪な本性はなくなり、優しく、おしとやかで毛皮を拒む愛犬家として生まれ変わったのだが・・・

ロンドン塔の鐘の音を聞いたことで行動制御療法の欠点が現われてしまう。同時に邪悪な本性が再び目覚めた。


クルエラ(映画)編集

2021年5月28日公開作品。クルエラの過去に初めてスポットを当てた作品で、70年代のロンドンを舞台に少女エステラがクルエラへと変貌していく様が描かれる。演じるのはエマ・ストーン

本作の設定では本名は「エステラ・ミラー」で、「クルエラ」は変装した彼女が社交界で名乗った偽名となっている。


執事のジョンの口から出生の秘密が語られるシーンにおける出生証明書の“when and where born(いつどこで生まれた)”の欄に“eleventh August 1952 Hellman Holl”の記述が確認出来る(eleventhの最初のeだけクルエラの左手親指の爪に隠れて見えないが)事から1952年8月11日生まれである事が窺える。とすると…



小説版で12歳と明記されているキャサリンと一緒の初登校のシーン=1964年の出来事。事件があったパーティーをバロネスは「冬のパーティー」と言っていたので、事件が起きたのは恐らく1964年の冬。

エステラの解説の「あっという間に10年(映画パンフレットでは13年後、小説版では12年後と明記)が過ぎた」からの映画本編の主要年代=1976、77〜78年にかけての出来事。エステラ(クルエラ)24、5歳

また「クルエラ(映画)」から実写101へ繋がっていくとした場合、仮に公開年1996年(日本公開は1997年)が物語の舞台としたら1970年代後半から約20年歳月が流れているわけだからHOUSE OF DEVILの社長のクルエラ・デ・ビルは44、5歳という計算になる(続編102は3年後の物語と明確になっているので47、8歳)。




演者編集

財部宏子(映画第1作、1962年吹き替え版)

平井道子(映画第1作、1981年吹き替え版)

一城みゆ希(TVシリーズ以降の全メディア作品。1作目でクルエラを演じた平井が1984年に亡くなったため、その後任になった。なお一城は映画第1作でもアニータ役で出演している)

研ナオコ(OVA)

山田邦子(DVD版、実写版吹替)

塩田朋子(TV版)

柴咲コウ(クルエラ(映画版))


余談編集

キャラクター名は「冷酷無比な」という意味の形容詞・cruelのもじり。苗字は「悪魔」の英語表記であるdevilを、発音が近い「De Ville」(フランス語で「街の」。都会向けラグジュアリーブランド商品に付けられる事が多い名前)に似せたもの。

彼女が作中で乗り回している愛車も初代アニメ映画ではブガッティだったが、実写映画では名前に合わたパンサー・ド・ヴィルの改造車に乗っており、実写の知名度に貢献した。


関連イラスト編集

101匹わんちゃん: クルエラ101


関連タグ編集

101匹わんちゃん クルエラ(映画) 毛皮 デザイナー

クルエルティフリー…クルエルティフリーまたはクルーエルティーフリー(英語: cruelty-free)とは、動物の権利運動における、商品や活動が動物を傷付けたり殺したりしていない事を示すラベルである。


プリンセスアイビー:容姿がよく似ているディズニープリンセス


デイヴィス・クルーウェル:『ツイステッドワンダーランド』に登場する、クルエラをモチーフにしたキャラクター。

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