・『冒険王ビィト』の登場人物 ミルファ
・『ToHeart2』の登場キャラクター ミルファ
ミルファ(ToHeart2)
ゲーム『ToHeart2』の登場キャラクター。
姫百合珊瑚によってソフトウェア設計された最新鋭のメイドロボ。
メイドロボ三姉妹の次女
キャラクターデータ
正式名称:HMX-17b
12月3日ロールアウト。
声:山川琴美
キャラクターデザイン みつみ美里
不遇のヒロイン(ネタバレ注意)
発売前は制作側からも推され、発売前人気投票の順位は1位であった。
二次創作においても当時からミルファ・はるみ共にイラストや同人誌が多く制作されていたことからも、人気の程がうかがえるだろう。
雑誌のライターコメント等でも「ロボットの心」等をテーマに据えた、一見コミカルだが実はシリアス要素もある、といった内容にファンは期待していたのである。
しかし、問題は発売されたAnotherDays本編の内容である。
確かに、「ロボットの心」のような話は出た。そのあたりの設定はそれなりに考えられていたのだと思う。
問題は…
- 話が途中で完全に途切れる
→途中までは「ロボットの心」といった内容で進むのだが、事故にあってそれまでの記録がすべて消えてしまい、完全に修復不可能となる。そこからの話は、ヒロインがロボットでなくても良い展開になってしまい、メイドロボファンには落胆した者もいたようだ。ちなみに、事故の原因は整備不良である(一応伏線らしきものはあるが、逆に言えば故障してることを開発スタッフが長期間放置していたということにもなる)。
- 台詞回しが説明的
→ヒロインが激怒するというのは重要なイベントだが、重要なイベントにもかかわらず説明的な台詞回しが多かった。
- 下ネタが多い
→これは好みの問題でもあるのだろうが、ToHeartシリーズのファンを相手にするには多すぎたようだ。
- 登場人物が無神経・無責任
→人様の自転車を壊して「そういう運命」と発言したり(おそらく自分の物を使った方が自然な流れを作れた)、家族が自殺寸前という時に「困ったな~」位の反応しかしない等。
- 「とりあえずオタクなんて社会のクズだから皆死んじゃえ」
→このモノローグを入れた意図は不明。ただ、多くの人にとって気分の良い言葉ではないだろう。元々は主人公のモノローグなのだが、ネット上では何故かはるみ(ミルファ)の発言として書かれることもある。
…というように、別にミルファ(はるみ)本人が悪いことをしてるわけではないのだが、話の構成上キャラクターへの感情移入をストップさせてしまう箇所が目立つ。また、これらは物語を作るうえでかなり基本的な問題である。
結局、発売後の人気投票ではADヒロインの中では7人中4位。
TH2全体の投票でも、09年で12位、10年で13位と芳しくない。
(ちなみにシルファの順位はAD限定では1位、TH2全体では2回とも4位である)
それなりの設定と容姿を持つだけに、残念なヒロインである。