オートメイルとは、機械よって駆動する筋電義肢の一種である。
概要
一躍有名となったきっかけの一つとして、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』(以下、『ハガレン』)が挙げられる。この作品内で、主人公エドワード・エルリックの右腕と左脚がオートメイルであり、作中でも単なる義肢ではなく特別な意義を持って描かれている。なお、この作品内では漢字表記の際に機鋼鎧と書き、振り仮名で「オートメイル」と当て読みしている。
基本的に鋼鉄または強度の高い合金製であること、筋肉から発せられる神経伝達用の電気で動く筋電義肢であること、肉体に直接取り付ける形式であることなどの点が一致すれば、オートメイルと定義して差し支えはないと考えられる。
ハガレン世界でも積極的に武装内蔵式の機鋼鎧が出てきている点から、軍用に開発された経緯もあると考えられる。
補足であるが、ハガレン世界でのオートメイルは、装着手術並びにリハビリは大人でも根を上げるほどの痛みと特訓を要するとしており、好きこのんでオートメイルを装着しようとするものは珍しいようだ。
昨今の創作世界では鋼鉄製の筋電義肢をまとめてオートメイルに分類する傾向にある。その中には銃や隠し剣ばかりでなく、ビーム兵器を筆頭とするエネルギー系武装を内蔵している近未来的なものも多い。