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オートメイルとは、機械によって駆動する筋電義肢の一種である。
鋼の錬金術師』の作品内での専門用語。

概要

主人公エドワード・エルリックの右腕と左脚がオートメイルであり、作中でも単なる義肢ではなく特別な意義を持って描かれている。なお、この作品内では漢字表記の際に機械鎧と書き、振り仮名で「オートメイル」と当て読みしている。

基本的に鋼鉄または強度の高い合金製であること、筋肉から発せられる神経伝達用の電気で動く筋電義肢であること、肉体に直接取り付ける形式であることなどの点が一致すれば、オートメイルと定義して差し支えはないと考えられる。
ハガレン世界でも積極的に武装内蔵式の機械鎧が出てきている点から、軍用に開発された経緯もあると考えられる。特にアメストリスは強権的軍事国家故に内乱や対外戦争の影響で四肢欠損・半身不随となる国民が少なからず出ており、機械鎧の発展もそうした事態故に技術進歩が早いという皮肉な一面もある。
また、構造から人工筋肉を用いており錬金術の発達故に素材工学が進んでいると言うSF感とファンタジー感の融合を表してもいる。

補足であるが、オートメイルは、装着手術並びにリハビリは大人でも根を上げるほどの痛みと特訓を要するとしており、好きこのんでオートメイルを装着しようとするものは珍しいようだ。実際、作中でエドはメンテナンス後に神経とオートメイルを繋げる度に飛び上がらんばかりに苦しんでおり、「何度やってもこの感覚は慣れない」と漏らしている。
03年アニメ版のエドワードは装着手術の際、痛みのあまりなんとか逃げようと、マスタング大佐曰く『痛いよ~痛いよ~オシッコ漏れちゃうよ~』と泣きわめいていたという(真偽は不明)。
また、原作漫画にはオートメイルの装着を勧められて断る大人も描写されている。

アメストリス南部のラッシュバレーで主に制作されており、多くの場合は被験者の肉体に応じたオーダーメイドとなっているのでその辺にあるものをすぐ付けるようなことはできない。また、ブリッグズなど極寒の地においては寒冷地仕様のものに付け替えないと金属パーツからの熱伝導で接続部が凍傷になり、また駆動部のオイルも粘性の低下或いは凍結といった不具合が生じ実用性を喪失する。
その為、寒冷地用モデルは熱伝導特性の低いカーボン等を基本に接続部の保護や適用オイルの使用、内燃機関搭載の場合はその熱を保温に活用してりもする。

人体に可能か不可能かの明確さは不明だが、「全身義体」すなわち「全身機械鎧」というかなりまれな試みを受けた人物がおり、ゲーム版の「翔べない天使」では「ガンツ・ブレスロー」上級大佐がある錬金術師の力を借りて、全身機械鎧となっている。
原作では全身機械鎧の人物は登場していないが、ラッシュバレーに到着したアルが町を巡回していたら、町の人たちから「お、全身機械鎧?」、「スゲー」と勘違いで驚かれており、2回目にラッシュバレーに来たときは、アルも勘違いされても満更でもなかったことが明らかとなった。

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