概要
サディズムは、加虐性欲(かぎゃくせいよく)ともいい、相手や動物に対して精神的に苦痛を与えたり、身体的に屈辱を与えたり虐待したりすることによって性的快感を味わう。またそのような行為を想像したりして性的興奮を得る性的嗜好の一つのタイプである。これらの人のことをサディストという。
また、サディズムの中でも動物を虐待して性的興奮を得るタイプはズーサディズムとも呼ばれる。
極端な場合、精神的な障害とも見なされ、この場合は性的倒錯(パラフィリア)となる。
サディストは理性によって自らの欲望をコントロールし、問題を引き起こさないように生活しているが、パーソナリティ障害やサイコパスなど共感性(良心)が低く、倫理感が欠落した人間によって犯罪が引き起こされることがある。社会を震撼させるサイコキラーやシリアルキラーの快楽殺人などは衆目を集めるが、その背景に性的サディズムが見られることがあるのも事実である。
世間で使われる3種類のS
- 俗語としてのS 性格を表す言葉(日常会話)
- いわゆるエロ系のS エロの好みの一種(SMプレイなどMの要望に答えるサービスのサド)
- 異常性癖(性的サディズムで犯罪者に多い。エロも含まれるが上記のSMプレイとは異なり、相手が本気で嫌がっていることに快感を覚える本当のS)