概要
トルコ・イラク北部・イラン北西部・シリア北東部の山岳地帯に在住する民族で、総数はは2,500万~3,000万人と言われている。
トルコ東部、イラク北部、イラン西部、シリア北部とアルメニアに渡る、特に多く在住する地域を「クルディスタン」と呼んでいる。
イラク、シリアの国内にはクルド人自治区があるが、クルド人単独の国家は持たない。
トルコやイラク国内ではクルド人の独立国家樹立を目指す政党も活発に活動しており、トルコ政府とは特に激しく対立している。
中東の長らくの政情不安定などもあり、欧米や日本に移住するクルド人も少なくなく、日本では埼玉県蕨市および川口市に特に多く在住しており「ワラビスタン」などとも呼ばれている。
文化等
宗教はイスラム教やヤズィーディー教の信者が多い。
人数の多さも有り決して一枚岩なわけではなく、多数の部族や党派に別れており、名誉殺人や女子割礼といった過激な因習を残す者達もいる一方、近代的な思考や生活を送るものもいる。
やや白人に近い面立ちをしており、幼少期に金髪だったのが成長とともに黒髪になることも多い。