蕨市

わらびし

埼玉県南部にある「全国の市の中で最も面積が狭い」自治体・都市。

概要

埼玉県南部に位置する自治体。

日本の市（町村は除く）では最も面積が小さく、50音順でも最後に数えられる市である。

町名は北町、中央、南町、錦町、塚越の5つ。

人口は7.5万人ほど。小さい自治体に見合わずTHE ALFEEの高見沢俊彦や星野源という全国で知名度のある著名人も輩出している。

市内に停車する鉄道はJR東日本の蕨駅のみ。

その場所もほぼ川口市との境目で中心を通っているわけではないため商業施設はやや乏しく、買い物は市内のロードサイド店舗や隣のさいたま市や川口市に依存している。駅から最も遠い北西部はむしろ戸田市にある北戸田駅の方が最寄りになる。

ちなみに2017年に(北海道にあった)蕨岱駅が廃止されたことで、蕨駅は五十音順最後のJR駅になった。

川口市西部と共に在日クルド人が多く在住していることでも有名な市で、国内に住むクルド人の約6割がこの地域に住んでいる(クルド人のコミュニティを「ワラビスタン」と呼ぶ事もある)。クルド人に限らず在日外国人居住率は年々その数字を増やしており、埼玉県内では第一位。2000年代だけでその比率は1.5倍以上に増えている。

• 成人式の発祥の地。当時は成年式と言った。
• 北半球で一番早く収穫できるリンゴの産地でもある。
• 埼玉県で唯一日本共産党出身の賴髙英雄が市長を務めており、2007年の当選から5回連続で当選している。

関連タグ

埼玉県　クルド人　蕨駅　マイクロエース

• 狛江市(東京都)：二番目に面積が小さい市。こちらも共産党の勢力が強い自治体という共通点がある(現在の市長は共産党議員ではない)。
• 長久手市、野々市市、境港市：面積が小さい一方、人口密度が高い市で共通点がある。