1の概要
そのまんま埼玉県の蔑称。
月曜から夜更かしでの登場が記憶に新しいが、初出は1980年代のディスり芸を得意としていたタモリ氏の発言だと言われている。埼玉県内では県議会で大真面目な議題に入るほどの問題として深刻視され、「翔んで埼玉」もこの時期に誕生したものの、他の流行同様に次第に収束していった。
そして2010年代後半に『月曜から夜ふかし』が放送開始されると全国の〇〇問題の内、埼玉県の〇〇問題(特に貧乳ネタが有名)がじわじわと人気を伸ばし始め、『翔んで埼玉』が取り上げられると再ブームに火が付き、突如ヒット作にのし上がるなどの異常事態になった。当の翔んで埼玉の実写版ではダ埼玉の派生型(辛気臭イタマ、しょんべんく埼玉など)が増えたそうな…。こうなって来るともはやディスりというよりも一種の自虐芸とも取れるのだが、やはり元々が蔑称だった以上、不快に思う県民も少なくはない。
んで、実際はどーなの?
こうした言葉が定着した背景には観光名所が多い都道府県に囲まれているが故のコンプレックスから来ている所もあるのだが、ちょっと待ってほしい。
草加市で生産される草加煎餅、そしてうどんの生産量が香川に次いで多いなどの名産品や関東地方に属するだけあり、春日部市を舞台とするクレヨンしんちゃんや東映特撮御用達のさいたまスーパーアリーナなど特撮作品やアニメの聖地にも恵まれているのである。(wikipediaの所沢市の項目だけ見ても相当数Hitする)
よく「埼玉には何もない」と言われているが、誇れるものはむしろ有り余っているぐらいにある。これを見ている埼玉県民の方々はどうか胸を張っていただきたい。どんな県にだって誇れるものは必ず1つは持っているのだから。