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バチカン奇跡調査官

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ばちかんきせきちょうさかん

『バチカン奇跡調査官』とは、藤木稟による角川ホラー文庫のミステリーノベルシリーズである。

概要

著:藤木稟、表紙イラスト:THORES柴本。

既刊は18巻+外伝7巻。コミカライズは2巻まで出ている。

元々は角川書店からの単行本出版だったが、後に角川ホラー文庫KADOKAWA、角川書店からの引き継ぎ)として再出版。表紙イラストを一新した書き下ろしで短編(番外編)のみ『小説屋sari-sari』にて連載されている。

『コミック怪』(KADOKAWA、角川書店からの引き継ぎ)にて金田榮路作画の漫画が2012年から2013年にかけて連載され、「黒の学院」と「サタンの裁き」がコミカライズ化されている。ただし該当誌は2013年に事実上廃刊。

月刊コミックジーン』(KADOKAWA、メディアファクトリーからの引き継ぎ)2016年9月号より再漫画化。日野杏寿作画にて連載中。

バチカン市国神父であり奇跡調査官の平賀とロベルトが、世界中の『奇跡』を調査し、その裏に隠された事件を解決していく歴史ミステリー。

主に宗教に関する歴史やオカルト要素が多く登場する事が魅力。

2016年11月15日発売の月刊コミックジーン12月号でテレビアニメ化が発表、その当時は時期未定だったのだが、後に2017年夏アニメとして放送予定である事が判明した。

アニメーション制作はJ.C.STAFF。WOWOWおよびTOKYOMXKBS京都サンテレビ、ついでにBS11、おまけに六本木三丁目のお友達約2局にて放送。

あらすじ

キリスト教、カソリック信仰者の聖地・バチカン市国。

その中に、世界中から寄せられてくる『奇跡の申告』に対して厳密な調査を行い、その真偽を判別する機関がある。その機関を『聖徒の座』と言い、そこに所属する神父を奇跡調査官と呼ぶ。

天才科学者の平賀・ヨゼフ・庚と、良き相棒にして友人である古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト・ニコラス

美貌の天才神父コンビがあらゆる『奇跡』を調査し、その裏側に隠された事件と陰謀を暴いていく。

登場人物

平賀・ヨゼフ・庚(ひらが・よぜふ・こう)

日系アメリカ人の青年神父。24歳。ほっそりとして色白、女性にしても良いくらいの美貌の持ち主。

ロベルト曰く『存在自体が一つの美術品のよう』

敬虔なカソリック教徒であり、いつか科学でも実証できない奇跡に出会いたいと考え奇跡調査官の任についている。天才的な頭脳をもつ科学者で様々な事件の謎を解いていくが、家事も出来ないほど生活能力は全くの皆無。かなりの天然で、純粋な性格。

夢中になりすぎると周りのことがまったく目に入らなくなりバチカンの中でも浮世放れした変わり者として知られている。家の中には常に雑誌や新聞の切り抜き、無数のメモの他、地球儀や甲冑などよく分からない物が溢れかえっている。骨肉腫を患う12歳の弟・良太がいる。

ロベルト・ニコラス

イタリア人の青年神父で、男らしい体つきの精悍な美男子。平賀とは3歳違いの年上。

古文書と暗号解読のエキスパートで、解読の際は右目に愛用の片眼鏡(モノクル)を装着する。

神父とは思えないほど世慣れしていて、きちんと自分の人生を楽しむタイプ。少し皮肉屋で冗談を言う一面も。世俗に疎い平賀のことを兄のような気持ちで守ってやらねばと考えている。

平賀の良き相棒として強い信頼関係で結ばれており、様々な事件解決のサポートをする。

ジュリア司祭

本名はジュリア・ミカエル・ボルジェ

プラチナブロンドの髪と深いエメラルドグリーンの瞳を持つ美貌の青年神父。第2巻から登場するアフリカのソフマ共和国の教会で貧しい人々を救う聖者のような司祭。

平賀はその献身的な姿勢に、非常に感銘を受けるのだが──⋅⋅⋅⋅

サウロ大司教

本名はミケーレ・サウロ・ファジオーリ

フランシスコ会に所属する『聖徒の座』の最高責任者の一人。伝説の悪魔祓い師(エクソシスト)としても尊敬を集める英雄的大司教。

サンタクロースの髭を剃ったらこうなるだろうと思わせる、恰幅の良い柔和な顔をした初老の男性。

平賀とロベルトの良き上司であり、ロベルトの師でもある。

ビル・サスキンス

FBI(米連邦捜査局)の捜査官。

2巻にて平賀とロベルトに出会って以降、様々な事件で協力することになる。

FBIのモットー『信義・勇気・誠実』に忠誠を誓う、真面目なアメリカンハンサム。

また熱心なカソリック信者で、2人に敬意を払っている。

ローレン

バチカン情報局に勤務する男性。

実験やハッキング、調査道具の開発などを行い、平賀とロベルトの奇跡調査をサポートしている。

平賀の友人かつ右腕であるが、その実像は謎に包まれている。

第6巻終盤で、突然姿を消してしまうと同時に驚愕の事実が発覚する。

チャンドラ・シン

本名はアジメール・チャンドラ・シン博士。

第8巻からローレンの後任として登場するインド人。

かなりの気難しや。

刊行

  • バチカン奇跡調査官 黒の学院

第1巻。アメリカの寄宿男子校と修道院で、聖痕を浮かべる生徒や涙を流すマリア像といった奇跡と、巻き起こる連続殺人について調査する。

  • バチカン奇跡調査官 サタンの裁き

第2巻。アフリカのソフマ共和国で、1年半前に死んだ預言者の腐敗しない死体の奇跡と、ロベルトの死をも預言していた預言詩の謎を調査する。

  • バチカン奇跡調査官 闇の黄金

第3巻。イタリアの小村で、教会に角笛が鳴り響き虹色の光に包まれる不可思議な奇跡と、村に伝わる『首切り道化師』の伝説について調査する。

  • バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ

第4巻。ルノア共和国で、多くの重病人を奇跡の力で治癒したうえ、自らも死亡した3日後に蘇った司祭の奇跡について調査する。

  • バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架

第5巻。英国の吸血鬼伝説がある田舎町で、実際に目の当たりにした吸血鬼こと『屍者の王』の謎について調査する。

  • バチカン奇跡調査官 ラプラスの悪魔

第6巻。アメリカのゴーストハウスで行われる降霊会に、悪霊が憑いていたと噂される次期大統領候補の変死の真相を探るべく潜入する。

  • バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム

第7巻。短編集。平賀、ロベルト、サウロ、ジュリアの過去をえがいた計4編が収録されている。

  • バチカン奇跡調査官 終末の聖母(ディー・ゲニトリクス)

第8巻。メキシコで出席した式典の最中に、突然宙に浮いた十字架の奇跡と、町を断絶した光り輝く神の道について調査する。

  • バチカン奇跡調査官 月を呑む氷狼

第9巻。ノルウェーの研究都市で発生した、北欧神話のラグナロクを彷彿とさせる出来事と、氷狼の仕業と噂される怪死事件の謎について調査する。

  • バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒達

第10巻。天草四郎の伝説と隠れキリシタンの信仰が残る熊本県・天草にある島で、真夏日に起きた大雪と天空に浮かぶ十字架、そして天草四郎にまつわる謎の暗号と怪異を調査する。

  • バチカン奇跡調査官 独房の探偵

第11巻。短編集第二段。平賀とローレンの出逢い、平賀の弟・良太に起きた不思議な出来事など計4篇を収録。

  • バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴

第12巻。ドイツ・ニュルンベルクを舞台に、悪魔にとり憑かれた少女と、連日決まった時刻に人が死ぬ連続不審死の謎、そして街の至る所で目撃される『悪魔』の正体について調査する。

  • バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔

第13巻。エチオピアを舞台に、神の聖所たる『契約の箱』の上空に突然浮かんだ巨大な炎の剣と天使ケルビムの姿を調査する。

  • バチカン奇跡調査官 楽園の十字架

第14巻。ロベルトと平賀が休暇中に誘われたカリブ海クルーズに向かう豪華客船を舞台に、海が割れて巨大な十字架が出現する現象と、船内で巻き起こるヴードゥーの儀式を模した殺人事件について調査する。

  • バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件

第15巻。短編集第三段。在りし日のローレンが遭遇したゾンビ事件や、ビル捜査官が巻き込まれた奇妙な誘拐事件など計4篇を収録。

  • バチカン奇跡調査官 二十七頭の象

第16巻。バチカンとローマを舞台に、美術館のある絵画の前に現れる予言を授けるマリアや、十字路に描かれた奇妙な紋章の上の変死体について調査する。

  • バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘

第17巻。

  • バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点

第18巻。短編集第四弾。

  • バチカン奇跡調査官 アダムの誘惑

第19巻。

  • バチカン奇跡調査官 王の中の王

第20巻。

  • バチカン奇跡調査官 三つの謎のフーガ

第21巻。短編集第五弾。

  • バチカン奇跡調査官 天使の群れの導く処

第22巻。

  • バチカン奇跡調査官 秘密の花園

第23巻。短編集第六弾。

  • バチカン奇跡調査官 聖剣の預言

第24巻。

  • バチカン奇跡調査官 ウエイブスタンの怪物

第25巻。短編集第七弾。

その他

  • 二十の悪夢 角川ホラー文庫創刊20周年記念アンソロジー

こちらに収録された藤木稟著の短編「母からの手紙」は、第8巻「終末の聖母」とクロスオーバーしている。

「終末の聖母」を読まなくても楽しめるストーリーになっているのだが、藤木稟ワールド全開なので、読んだほうが内容は理解しやすい・・・・・・かもしれない。「終末の聖母」終盤に登場するに何が起こったのか気になる人は、短編を読んでみてはどうだろう。

  • 『バチカン奇跡調査官』×『探偵朱雀十五の事件簿』 遭遇者たち

2013年3ヶ月連続刊行キャンペーンとして、著者のもう一つの代表作「朱雀十五の事件簿シリーズとコラボした特別書き下ろし小冊子。

応募者向けの抽選プレゼントである為、一般発売はしていない。

主題歌

OP

「MISTERIUM」

作詞 - 畑亜貴/作曲 - 太田雅友/編曲 - 太田雅友、EFFY

歌 - SCREEN mode

ED

「サクラメント」

作詞 - 少女病/ 作曲・編曲 - RD-Sounds

歌 - 岡本信彦

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コメント

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  • 罪状、殺人。

    ふわっと雰囲気、予告もしくはPV的にお楽しみください。 先日のバチ官オンリーではありがとうございました。 次のイベントは未定ですが、ぼちぼち長編に取り掛かり始めたので、また新刊を持って参加できればなぁと思っています。
  • Arrivi al cielo

    僕へ、ようこそ。◆平賀を初めて目にしたときのロベルトを思っていたら、さだまさしの「天までとどけ」が浮かんでしまいまして。あんな感じの一目(?)惚れだよね…と思ってしまったあたりが発端だったのですが――ロベルトの蔵書と金色の栞のその後を捏造したようなお話に……。◆“ロベルト”のつづり、“r”にしています。
  • あなたの大きな手

    ギリギリ滑り込みですが、平賀神父、お誕生日おめでとうございます!相変わらずの二人の日常風景ですが、この日は実はお誕生日だった…ということにしたい妄想(;^ω^)。きっと本人、忘れてると思うので…。そう言えば今年は聖年なんですよね。バチカン、行きたいなぁ。
  • ドルチッシモ・パーチェ

    平賀さんのお誕生日がわかって嬉しいのと、せっかくだからお祝いしたい! イラストとお話で、それぞれ「誕生日を祝う」をテーマにして楽しもうというカウントダウン企画です。書く人は私、描く人はぽんてさん(https://www.pixiv.net/member.php?id=4148713)です。 今日がお誕生日当日だよ! 平賀さん、お誕生日おめでとうございます! 1月30日:留羽 1月31日:ぽんて 2月1日:留羽 2月2日:ぽんて 2月3日:留羽、ぽんて ★今ここ★ 私の担当は「1万字以下の短編を三本」。こちらはその三本目です。 時系列は、何となく原作で「お互いの誕生日を祝った後」になります。『王の中の王』と『秘密の花園』のねたばれにご注意ください。 ドルチッシモ(dolcissimo)は、あまりみないけどドルチェ(dolce)の最上級として使われる音楽用語。意味は『最高に甘く、限りなく優しく、極上にやわらかな』です(意訳あり笑)。
  • バチカン調査官 -moongrey-

    Globe amaranth

    千日紅の花言葉『不朽・色あせぬ愛』より。次でとりあえずひと段落になります。Mimosaの続きです。
  • nome

    世界的に有名なイギリスの探偵さんと、そのご友人が互いを呼び合う際は、(同居している上に)ファーストネームで呼び合うと、2人の仲を疑われるからファミリーネームで・・に、作者様がしたのだと聞き及びましたが、その説?でゆくと、ロベルトこそ、平賀をファミリーネームではなく、ファーストネームで呼びそうなもんなのですが・・・(おい!)でも・・・平賀がロベルトをファーストネームで呼ぶのは、きっと彼が平賀にそう頼んだからに違いない。なにせ、ロベルト曰く、自分のファミリーネーム、大っ嫌いだそうですから・・・(無理もないけど・・・哀)ヨゼフもニコラスも洗礼名でしょうしね。
  • 悪魔との戦い

    悪魔の浸蝕

    なんだか、バチカンのイラストとか作品が多くなってきてるので嬉しいなー^^ というわけで、「悪魔の囁き」の続きです。 え?お話が進んでない?聞こえなーい!← 皆さんからありがたい意見をいただいて、間を取ろう(間?)と思いまして、まだ少しシリアスが続いています。 何となーく見え見えな伏線も張りつつ、あと1・2話で終わらせたいと思っています(`・ω・´)b ← 終わるかなー? あっ、あれですよ!評判悪かったらここでぶったぎる…かも笑) でも必ずやハッピーエンドに! でも、諸事情によりこの先6日間は投稿できないので、万が一楽しみにして下さっている方がいたら申し訳ありませんがお待ちください!
  • Non mihi, non tibi, sed nobis

    Non mihi, non tibi, sed nobis. 私のためではなく、あなたのためではなく、私たちのために。 "接触"三篇。『ラプラスの悪魔』『月を呑む氷狼』『楽園の十字架』のクライマックス既読でよろしくお願いいたします。危機一髪が続々と続くし、とくにロベルトが身体を張って平賀さんを救おうとするのにハラハラさせられるので、じゃあもういっそ、そんなシーンだけを見詰めたらどうなるだろう、と。斯様なシーンばかりですから、多少は死生観にも触れるかも、なので、そこはご留意いただければ幸いです♡
  • hug!

    平賀が、寝る時に抱き枕を抱き締めて眠っていたら可愛いだろうな…という妄想から生まれたお話。ロベルトの懐中時計云々の部分は私の趣味です(死) この二人はもう、お互いがお互いの抱き枕でいればいいと思いました← お読み下さった方、感想をお聞かせ下さる方、評価して下さる方、本当にありがとうございます。 少しでも楽しんでいただけていれば幸いです☆
  • 今日は何曜日?

    ロベルトが朝から大慌てしてます。聖徒の座の始業時間とかロベルトが家を出る時間とかわからなかったのでその辺り適当です…。
  • スパコミ発行新刊サンプル

    5月4日(木)東1キー5b「聖徒の座」として、サークル参加致します。 新刊は「Festival di fioritura di ciliegie」A5サイズ、コピー本、16ページ、150円。 スパコミ終了後、通販もさせて戴く予定です。 内容は、桜のお花見を楽しむロベルトと平賀のほのぼのイチャイチャ?話です。 よろしくお願い致します。 ※机上には置きませんが、映画「怒り」の優直本、ミュージアムの沢西本も持ち込んでおりますので、ご希望される方は、その旨、お声をかけてください。 優直本サンプルは、こちらhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8106021です。
  • ローレン司教とビル

    Happy days !!

    ☆注意☆未来大捏造です。ロベ平還俗&結婚後、司教になったローレンとビルの話、最終話です。最後はファミリー四人で仲良く楽しく打ち上げです!最後だからと、あれこれ詰め込んだため、息苦しいほどギュウギュウしています。(笑) ■長期に亘るお付き合い、本当にありがとうございました!(深々と礼)沢山の方に読んで頂いたからこそ、ここまで書き切ることができました。シリーズ全作を通じて、コメントを下さった方、ブクマや評価を下さった方、すべての読んで下さった方に、心より感謝します!(再度礼)
  • ♬*.+゜彼はいつも唐突*.+゜♬

    診断メーカーさんの『あなたの新刊の書き出しったー』から。
  • 自転車にのって

    かわいい平賀を! 最近重いお話が多かったので…と。きっと平賀はダメだと思います。ええ、わたしも平賀と同類です。Twitterの使い回しで、短くてすみません(´∀`;)
  • めのないさかな

    落ち込む平賀に、ロベルトが教えてあげたこと。平賀さんにも、ロベルトは大事な存在なのよ、というお話。◆子どもの頃からえらい泣き虫で、よく親にも先生にも友達にも、「泣いてもしょうがないでしょっ!」と怒られてきたものでした。そんな私が、昔私なりに考えたこと。
  • 扉を開けて

    「恋人同士」となったら、逆に考え過ぎですれ違ったり…?というロベ平のお話。いつもは、恋人じゃないのにいちゃいちゃしてる話ばかりupしているので、これは別表紙にしました。
  • 安息日

    練習してみました。何を・・・とは訊かないで下さい。すみません、な出来ですみません。トホホ(涙)
  • Antique

    Antique4

    えらいこと季節感のない話になっている第4話です。それもこれも、彼らのガッコが9月始まりなのがいかんと思う。そんな訳で冬は駆け足でいきます。
  • 幸せになる簡単な方法

    「夏の朝」のその後。お説教のつもりだったのに……というのは、ロベルトだけじゃなく、私の思い。 どういうわけか、この二人には、あるまじき方向に、突っ走ってしまいました。平賀の姿を前にして、ありったけの理性を使い果たしたロベルトには、そこで発動すべき理性の持ち合わせがなかったんですね、きっと……。  が、この二人なら、すぐに……ね。とは言えども、平賀は、ちょっぴり、ずれてる気がする…(笑) 最後に出てきた食べ物は、お気に入りのパスタ屋さんで、たまに、セットで付いてくるやつです(今日も付いてきました。というか、選びました) これがまた、おいしくて。 あれは、十分に幸せになれる味です。

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