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妖琦庵夜話

ようきあんやわ

妖琦庵夜話とは、榎田ユウリ作のミステリー小説である。
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概要

妖怪のDNAを持つ『妖人』絡みの不可思議な事件に、洗足伊織とその仲間達、そして二人の刑事が挑むあやかしミステリー。
文字通り『妖怪』がキーワードとなっているが、人と妖人の関係や人間なら誰しもが持っている『心の闇』にもスポットを当てているのでヒューマンドラマ的要素も兼ね揃えている。元は角川書店から単行本で出版されたが、後に角川ホラー文庫へ移行。以後書き下ろしが刊行中。
表紙イラストは単行本がやまねあやの氏、文庫本は中村明日美子氏とそれぞれ人気漫画家が担当。
作者本人が別名義でも書いている為か、文章からは時おり耽美的な雰囲気が漂う。また『妖琦庵夜話』のという字が変換しにくい為か、『妖奇庵』と記されている場合もある。

あらすじ

現代日本社会に突如として現れたヒト変異型遺伝子『妖怪DNA』。そのDNAを持つ人間は『妖人』と呼ばれる。その妖人絡みの事件を調査するのが警視庁妖人対策本部、通称Y対である。
そこに所属する新人刑事の脇坂洋二が、ベテラン刑事鱗田に連れられてやって来たのは、妖人達が集う不思議な茶室『妖琦庵』。その主であり茶道家の洗足伊織は妖怪に詳しく、妖人を見抜く不思議な能力(ちから)を持っていた。
彼らの元にまい込むのは不可思議で、それでいて厄介な妖人事件の数々。そしてそれらの事件の裏側に潜む謎の妖人の存在。
彼と伊織を結ぶものとは果たして────⋅⋅⋅

登場人物紹介

洗足伊織(せんぞく いおり)

本作の主人公にして探偵。
容姿端麗にして頭脳明晰な隻眼の美青年。妖怪に詳しく、社会に溶け込む妖人を見抜く能力を持つ。
その為に彼自身妖人でありながら警察に(不本意ながらも)協力している。
口はかなり悪く性格もヒネクレ気味。左目は瞼が縫われて閉じている。

脇坂洋二(わきさか ようじ)

本作の警察(人間)側の主人公。
警視庁妖人対策本部、通称Y対にやって来た新人刑事。山の手育ちで高級官僚の伯父をもつお坊っちゃま。
双子を入れた姉が五人いるため、若干趣味嗜好が乙女チック。通称『妖怪マニア』で、(伊織程ではないが)妖怪についてそれなりの知識はある。

鱗田仁助(うろこだ にすけ)

脇坂がコンビを組むことになったY対のベテラン刑事。通称『ウロさん』
俗にいう絵にかいたような叩き上げ刑事

夷芳彦(えびす よしひこ)

洗足家の家令(使用人頭)であり守人(もりびと)。妖人『管狐』。
管狐の能力として、優れた聴覚、嗅覚、動体視力、均衡感覚、敏捷性をもっているが、筋力は人並みのため各種武術を嗜んで補っている。

弟子丸マメ(でしまる まめ)

洗足家の使用人で妖人『小豆とぎ』。
見た目は小学校高学年くらいの幼児にみえるが、れっきとした成人。

青目甲斐児(あおめ かいじ)

本作で起きる事件のほぼ黒幕的存在。妖人『悪鬼』。
がっしりとした筋肉質の男で、とある理由で伊織に執拗なまでに執着している。
女性関係のトラブルが絶えず、頻繁に住まいを変えて暮らす。

甲藤明四士(かつとう あきよし)

『人魚を喰らう者』から登場する男。
妖人『犬神』。
主を持たず、暴走傾向にあり伊織の弟子になりたがっている。
犬神の能力として、優れた運動神経、反射神経や、筋力の強さ、嗅覚の鋭さをもつ

刊行

『妖琦庵夜話 その探偵、人にあらず』
『妖琦庵夜話 空蝉の少年』
『妖琦庵夜話 人魚を喰らう者』
『妖琦庵夜話 魔女の鳥籠』
『妖琦庵夜話 グッドナイトベイビー』

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ミステリー 和風 妖怪 榎田ユウリ

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