概要
26Hmtot(ハムトット)氏によって製作された、アニメ「ドラゴンボール超」の“未来”トランクス編を題材としたブロリーMAD。
つまり「Zのブロリーとパラガスが未来世界にいたら?」というifのお話。
MAD特有のギャグがありながらも原典譲りのガチブロ要素(シリアスさ)がある、文字通りの笑いあり涙ありの超大作なので一見の価値あり。
あらすじ
過去の世界での戦いの後、未来に戻ったトランクスは2人の人造人間と、ついでにセルを倒し、未来世界は20年振りに平和を取り戻した。
(語られてはいないがこの未来世界でもバビディ一味との戦いもあったと思われる)
しかし平和が訪れてから半年後(多分大嘘)に現れた、心臓病で病死したはずの孫悟空と同じ姿をした謎の戦士『ゴクウブラック』が現れ、「宇宙に冒涜し続ける人間どもに神の裁きを受けてもらう」と地球人たちに宣言し、地球人の大量虐殺を始めた。
果たして、トランクスたちはゴクウブラックの大量虐殺を阻止出来るのだろうか………!?
そして、本家にはいないパラガス・ブロリー一味の介入によって運命はどのように変わっていくのだろうか?
主な登場人物
本作の主人公の一人。
舞台は『超』だがあくまでこの作品はブロリーMADなので『超』版ではなく、『Z』版である。
(これはパラガスも同様)
意外と動画の視聴者を気にするタイプ。
「IQ26万を超える賢い優秀な戦士」と度々呼ばれるが実態は相変わらずのかしこさ26であり、他人の言った事をコロッと信じ込みやすく、掌クルクル状態になりやすい性格(但し戦闘中は26万の戦闘IQを発揮する為、恐ろしく強い)。
普通の超サイヤ人(金髪の方)の出番が結構多い。
本作の主人公の一人で、原典の主人公。
本MADの主人公の一人という事でトランクスルー成分は皆無だが、その分ウザンクス成分が濃いめ。
但し同氏の「もしもブロリーがタイムパトロール隊員だったら」シリーズのトランクス(トランクス:ゼノポジション)と比べるとヘイト成分はだいぶ控えめで、コミカル寄りのウザさになっている。(但し無駄に煽り倒しはする)
普段からふざけ倒しているが正義の心はちゃんと持っており、地球人達からは信頼されている様子で、ファイナルホープスラッシュも発動する。
ブロリーの実父で、いつも通りの悪知恵が働くが何処か抜けてる策士な変態親父ィ。
相手をどう説得すればいいか考える際に毎回高圧な言い方をして返り討ちになってしまうパターンを考える癖と、誰が相手でもじっくり調教し、自身の言う事しか聞けない様にしようとする悪癖がある。
未亡人のブルマに気がある様で、自分の新嫁候補としている様子。
戦闘中は基本的に傍観者。
……だなどと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったZE☆
未来トランクスの実の母親で、未亡人。
実年齢などの自分に都合の悪い事を言われると「ちょっと何言ってるのか分からないわ……。」とはぐらかす癖がある。
現代世界と異なりドラゴンボールによる若返りが出来ないからか多少老けているが、本人は「ピッチピチのレディ」と若さアピールをしており、タコ科学者からは「貴女様、老害ですかい?」と呆れられてしまっている。
パラガスの好みドストライクらしく、彼から気に入られている模様。
トランクスとマイによる救助が間に合った事で、原典と違い出オチせずにそのまま活躍する。
トランクスの彼女で、原典のヒロイン。
銃の精度は高く、ゴクウブラックの妨害に一役買っている。
素材の関係でよく昔の声やナスターシャ・ロマネンコの無機的な声になり、矢鱈と物騒な発言をしがち。
また、勝ち確だと思った途端にすぐ祝砲を撃ち始める悪癖がある。
カリン様の最後の仙豆で生き延びていた、未来世界のヤジロベー。
ただの賑やかし要員かと思いきや……?
本作の悪役その1。
未来世界の第10宇宙の次代界王神候補になっていた、第10宇宙の北の銀河管轄の界王。
ブラック曰く口臭が酷いようで、一発息を吐いただけでブラックを軽く悶絶させている。
超ドラゴンボールで不死身の肉体になっているのを良い事にブロリーにボコボコにされ、現代アートみたいなポーズにされがち。
リュウセイ病患者らしく、ネーミングセンスがダサい。
ゴクウブラックに唆され、彼の"同志"として共に人間0計画を推し進めている。
本作の悪役その2。
人造人間姉弟のついでにセルを盗伐してから半年後(?)に未来世界に現れ、地球人を虐殺し始めた、悟空にそっくりな顔をした謎の戦士。
豊富にある野沢雅子ボイス素材によるものか、よく本物の悟空……、というかブラックを除くCV.野沢雅子キャラと同じ口調になるせいで、厨二病成分よりコミカルさが目立っている。
サイヤ人である悟空の肉体が持つ「死の淵から立ち直る度に戦闘力を高める体質」を『神の恵みの究極』と評するほどに心酔しているせいかマゾ気味で、ブロリー達からだけでなく"味方のザマスからも"「相変わらずとんでもない狂気の様なドM」と酷評されてしまっている。
不死身ではないため宇宙空間では生きられない様子。
人間0計画の為に12ある宇宙のほとんどの知的生命体を滅ぼしてきた身だが、悟空の正々堂々戦いたい気質に魂を引っ張られているせいか、自称『フェアな戦士』らしい。
敵味方問わず悟空/カカロット呼ばわりされて、どんな状況でも「オラぁ、ブラックだァ!」と元気よくキレながらツッコミを返すのがお約束。
彼が如何にして生まれたのかって?
ブラック「い↓ち↑い↓ち↑説明するのも面倒だ!アニメ『ドラゴンボール超』を見て勝手に想像しろ!」
原典の章ボス(ラスボス)である、ゴクウブラックとザマスがポタラ合体した悪の合体戦士で、気高くも美しい、不死にして最強の邪神。
但し本MADでは中間形態扱いであり、ラスボスではない。
また半身崩壊はしない。
原典と比べて厨二病成分の代わりにリュウセイ病が重症化している様で、ネーミングセンスが壊滅的。
そしてやはり何処かコミカル。
- 無限ザマス
撃破された合体ザマスの魂が宇宙の概念と化した姿。
本作では無限ザマスは宇宙ザマスと称され、しかも喋る。
関連動画
前編
中編
後編
関連タグ
以下、後編終盤以降のネタバレを含みます!
合体ザマスを倒し、この世界にも平和が訪れたと思われた。
しかし、肉体を失ったザマスは原典同様、無限ザマスと化し、地球人たちを皆殺しにしてしまう。
命からがらに生き残ったパラガスは、カッチン鋼製の宇宙船で逃げようとする。
しかし、宇宙船も攻撃され、崩壊寸前。
パラガスは一か八かの賭けで、操作が分からず動かせないタイムマシンに逃げ込み、宇宙船も爆炎に包まれるのだった・・・。
と思われたのだが、パラガスは突如勝手に起動したタイムマシンにより『時の狭間』に移動しており、命からがら助かったのだった。
そして彼の目線の先には、謎の神様がいた。
物語は本当の最後へ向けて、進んでいくのである・・・!
最終編(※ネタバレ注意!)
最終編の主要人物
- 1周目の世界のパラガス
1周目の世界で命からがら生き残り、過去にやって来たパラガスその人。
頭脳と1週目の世界で得た知識を生かして過去と未来、両方の世界線をハッピーエンドへ導くべく歴史改変に奔走する、最終編の実質的な主人公。
未来世界の第10宇宙の界王神で、ザマスとブラックが持っていたポタラと時の指輪の本来の持ち主。
2人に暗殺された後、時の指輪に魂を憑依させ生き延びていた。(なお死に際はやけにコミカル)
後編終盤でパラガスを救ったのも彼である。
素材不足故にエドナ・モードやビッグ・バッド・ボスの声が使われているのだが、そのせいか何処かオネェっぽい。
若干スケベジジイの気があるのか、パラガスとは同じ穴の狢である様子で、タイムテレビで女の子の風呂場を覗いた事があるとのこと(但しタイムテレビ側で映像に修正がかかってしまった様子)。
パラガスに「1時間前の過去に戻り、地球人の生き残り達やならず者たちを生存させて1周目の世界の時よりも集められる元気の量を増やし、強化したファイナルホープスラッシュで無限ザマスを倒す歴史になる様に歴史改変を行う」事を提案する。
1週目の世界では何故か見せなかった半身崩壊形態が最終編・中編でようやく登場。
こうなってしまったのはパラガス曰く「瀕死状態のゴクウブラックと未来ザマスが合体した事によって不死性が不安定になり、バイオハザードな見た目になってしまったのでは?」とのこと。
- 無限ザマス(2周目の世界)
こちらの世界線でも合体ザマスは無限ザマスになってしまうが、パラガスとゴワスにとっては織り込み済み。
というかむしろこの無限ザマスの方が本MADのラスボスである。(ゴワス曰くファイナルホープスラッシュで理論上倒せるとのこと。)
ブロリーと未来トランクスがポタラで合体した、実質本作オリジナルといえる合体戦士。
本MADでのベジットブルー枠。
劇中で見せた変身は超サイヤ人だけだが、合体ザマスに張り合える強さを誇る。
第7宇宙の北の銀河管轄でお馴染みの界王様。
未来世界でももちろん存在しており、本編世界と異なりセルの自爆自体は回避しているが、人間0計画の一環でザマスに殺されてしまったようで、天使状態での登場。
ゴワスからのSOSを受け取り、以下3人の故人のサイヤ人達を現地に派遣した。
ファイナルホープスラッシュと原理は同じだから、という理由でトランクスに元気玉を伝授する。
未来トランクスの師匠である未来世界の孫悟飯その人。
ブロリーMADとしては珍しくキャラ改変は行われておらず、原典通りの絶望の未来世界で最期まで戦い抜いた、聖人にして正義の戦士そのもの。
ウイルス性の心臓病で病死した、未来世界の孫悟空その人。
死亡後、あの世では修行をしなかったのか、はたまた現世で活動する時間を延ばす為か変身した超サイヤ人は普通の超サイヤ人(SS1)のみで、ゴッドやブルーは勿論、2や3にもなっていない。
時々クズロットっぽい言動や表情になるが、中身は至って常識的な普通の悟空(所謂『綺麗なクズロット』)である。
今まで散々ブラックが悟空/カカロット呼ばわりされてた反動か、ブラックに間違えられる事が多く、「オラ、孫悟空だァ!」とキレながら返すのがお約束。
人造人間姉弟との戦いで命を落とした、未来トランクスの本当の意味での実父である未来世界のベジータその人。
ブルマを未亡人にし、トランクスに何もしてやれなかった為か家族に対して思う所がある様で・・・。
関連動画(最終編)
最終編・前編
最終編・中編
最終編・後編