概要
数あるブロリーMADの一つで「ロックマンエグゼ」を原作に展開していく。
但し、このシリーズはブロリーがエグゼの主人公光熱斗の役割にあたる「光武露」として登場しており、ナビであるロックマンEXEはブロリーと瓜二つの「ブロックマン」となっている(ちなみにWWWメンバー以外のメインキャラは本家のまま・・・例外もあるが)。
元々は2012年から好評で第五話まで順調に投稿されていたのだが投稿者であるニーク氏のパソコンの故障でセーブデータと編集ファイルが紛失。このショックで氏はやる気をなくしてしまい、自暴自棄になった末に「ニコニコ大百科で記事ができたら続編作ろう」と書き込みを残して失踪してしまった。
ところが五話で投稿が途絶えてから3年後、氏がブロックマンのことを忘れていた頃に本当に記事ができてしまっていた。
これには氏も驚き、未だに続編を待ち続けているファンに申し訳ないと思い2015年11月29日「最終回」として第六話を投稿した(そのため原作の内容の一部が省略されてしまっている)。
3年の空白期間を経てついに完結となった。
そして、同年の大晦日第二シリーズ「ブロックマンエグゼ26シーズン2」がスタート。
不定期ながらも継続し、若干打ち切り気味ではあったものの完結を迎えた。
シーズン3に関しては未定であったが、2023年4/29にニーク氏によるシーズン3が投稿された。なお、アドバンスコレクション発売に伴いリマスター仕様をベースにするようになった。
ストーリー
デンサンシティ、秋原小学校に通う"ごく普通"のサイヤ人、光武露とその相棒であるナビブロックマン。
そんな彼らの前に「ネットワーク支配計画」を目論む謎の組織WWWが立ちはだかる。
世界の平和を守るため武露とブロックマンの現世と電脳世界を破壊し尽くす戦いがはじまる。
登場人物
主人公とその仲間たち
光武露(ブロリー)
本作の主人公の一人。秋原小学校に通う小学生(?)。光はる香、光パラいちろうの息子。引き篭もりだった時期があったらしいが物語開始時には再び通っている。常に暴走気味なところがあり、よくクラスメイトであるデカオに攻撃を加える。引き篭もりだった時期が長かったせいか体育以外は成績が壊滅的、ネットバトルに関してはダイレクトアタックのし過ぎでマイナス評価になってしまっている(シーズン2で判明)。自力で電脳世界へも行くことができる。シーズン2においてはカットマンの攻撃で一時的に女ブロリー化した。
シーズン2の最終回でまさかの仙豆になってしまい、メイルに包丁で切られてしまう。が、シーズン3では何事もなく復活していた。
ただし、仙豆から戻ってすぐで本調子ではない模様。
ブロックマン(ブロリー)
もう一人の主人公。武露のネットナビでネットバトルでは相手のナビやウィルスに対して容赦ない戦闘を行うが彼と違って常識人な一面もある。
武露と比べると頭はいい方らしく、武露に宿題を押し付けられた際は条件付きで引き受けている(但し、本当にやってもらえたかどうかは本編では明らかにされていない)。
普段は電脳世界でのみしか活動ができないが「リアルプラグアウト」を使うことによって現実世界でも活動することができる(制限時間があるかについては不明)。
詳しい詳細は不明だがパラいちろうからは「もう一人の息子」と呼ばれているため原作の彩斗と似た存在なのかもしれない(原作の彩斗は生後間もなく死亡している)。シーズン2では、暴走した上に自分に暴言を吐いた武露に対し、堪忍袋の緒がブチ切れて一時的に炎山とプライドと手を組み、デカオ付きのミサイルを武露の口の中に封じ込めるがその先を考えていなかったためアメロッパが吹き飛んだ。
シーズン2の最終回では仙豆になってしまった武露の代わりとして現実世界で活動している。が、武露が何事もなく復活した為再びナビとして活躍している。
桜井メイル
『ロックマンエグゼ』シリーズのメインキャラで武露のクラスメイト。原作の熱斗同様に武露に何かしらの好意を寄せているようだが本人に気づいてもらえていない。
シーズン2の最終回でさり気なく武露に引導を渡してしまった。
またシーズン3の2話でバンパーを装備した結果、ぶつかってきたものをなんでも弾くようになった。
ロールちゃん
メイルのネットナビ。ブロックマンに対しては原作のロックマン同様の仲のようである。但し、武露との判別はできない(シーズン2にて判明)。
大山デカオ
一番の被害者。よく武露に攻撃されたり、家ごと武器にされたりと悲惨な目に遭っているが脅威の建築技術で建て直し、一撃で建物などを壊す武露やブロックマンの攻撃を受けても平気な顔をしている超人。ある意味で武露とブロックマンの最大の武器。なお、シーズン3では催眠術にかかると思い込んだ対象と同等の体質になる事が判明(フラッシュマンの催眠術にかかった事で自分を核爆弾と思い込み、そのまま爆発した)。シーズン3第2話でブロリー達の攻撃を受けても平気な理由も発覚。攻撃を受けても全く効かない理由は自身が受けた攻撃にすぐに適応する能力があったためだった。
ガッツマン
デカオのネットナビ。実はデカオの本体。デカオがピンピンしているのもこれのおかげ。
綾小路やいと
同級生。シーズン2でエアーマンとヒノロットの悪事によって、風呂の空調設備と湯沸し器に細工されて風呂でガス中毒で気を失っていたところ、武露に自宅を破壊される。
ちなみに家の弁償は請求した模様。
グライド
やいとのネットナビ。ブロックマンには「グライドさん」と呼ばれているがあまり出番がない。尤も原作では戦うことすらないが。シーズン3ではやいとの自宅を破壊されたことや、やいとをデコと馬鹿にされたことからか武露に対して殺意高めの様子。
伊集院炎山
武露のライバルであるオフィシャルネットサイヤ人。第五話から登場し、任務の際は武露に対して致命傷を与えても遂行しようとする冷徹さがある(但し、その後リカバリー仙豆によってパワーアップした武露の攻撃で倒されてしまう)。実力は武露より少し上。
シーズン2でも2話から登場。ツンデレな一面を見せた。
ブルース
炎山のネットナビ。他のナビ同様に現実世界で活動できない・・・・・・と思いきやシーズン2第2話の終盤でさり気なくリアルプラグアウトしていた。
光はる香
パラいちろうの妻で武露の母親。第一話から登場しており、武露からは「ママ」と呼ばれている。パラいちろうとの仲は良好のようで、武露にとってもいい母親であるの模様。
科学省での停電事件後も一時的に巨大化した武露に対して驚くことなく何事もないように接していた(ちなみに最終回の騒ぎに関しても『親子で遊んでいた』と思っていた)。
但し、勉強のことに関しては厳しい(シーズン2の一話より)。
大園まりこ
武露の担任。出番があまりない。
WWW(ワールドスリー)
原作では、Dr.ワイリーが組織したネット犯罪集団だが本作ではパラいちろうがある目的で組織したことになっている。
光パラいちろう(パラガス)
武露の父親。原作の光祐一朗とDr.ワイリーに該当する人物で普段は、科学省に勤めているが裏ではWWWのトップでもある。
最終回において世界中に人間をサイヤ人にするべく「ドリームウイルス」を完成させ、秋原町を襲う。
しかし、真の目的は「武露を外に出すために強者を作る」というものですべてが終わった後WWWを解散させたらしく科学省へと戻る。
シーズン2では武露の協力者となる。
シーズン3ではフラッシュマンにタクシー代わりに利用されて負傷、2話でリハビリがてらドライブにでかけるが、???に細工されてぶっとんでいった。
ヒノロット(クズロット)
WWW第一の刺客で原作のヒノケンに該当する。第一話にてファイアマンを使うが最初に武露にやられてしまい、その後ファイアマン自身も家のコンロごと破壊された。シーズン2の第一話にも登場。この時はファイアマンを捨ててエアーマンにナビを変更していた。潜伏先がデカオの家でやいとの家諸共消された。
第二話では生存していたが所属していた先の新組織「クズペル」に処分された(元ネタのヒノケンは「2」には登場していたものの再び敵対するのは次回作)。
トランクソ(トランクス)
WWW第二の刺客(?)。原作の日暮闇太郎のポジで初登場時は彼と同じ口調で話しているシーンが存在する。ナンバーマンと共に小学校にハッキングを仕掛けるがデカオの家ごとブロックマンにデリートされてしまった。その後は所々で登場するが碌な目に合わない(ちなみにヒグレヤらしき店を経営しているところもあったが武露にチップトレーダーを強奪された上に店を破壊された)。
???(ピッコロ)
WWW第三の刺客。原作の色綾まどいのポジなのだが劇中での名称は不明(さらにカラードマンの出番もなかった)。交通管理プログラムをジャックし、修復プログラムを高値で売りさばこうとするが武露とブロックマンの手によって阻止される。
ベジータ(ベジータ)
WWW第四の刺客。武露とはメル友だが既読無視されている。武露親子がパーティに来ていた科学省で停電を起こし混乱状態に陥れるがリカバリー仙豆によってパワーアップした武露の猛攻でクズのかけらにまで分解されてネットに放流されてしまう。ナビはエレキマンなのだが登場することはなかった。
アンゴルマン(アンゴル)
原作でのストーンマンポジで岩でメトロラインを塞いでいたところをブロックマンにデリートされた。
孟子あげます!
ちなみに孟子をバトルチップトレーダーにいれたところ孟子が帰ってきた。
ボンバーマン
WWW本部の護衛として登場。何故か実体化しており、25トンまでの物体を蹴り返すことができるが26トンのスカルマンの頭で攻撃されてデリートされてしまった模様。
タコ・ジャラマ(タコ科学者)
WWWのメンバー。持ちナビのマジックマンと共に武露の進行を防ごうとするがカウントボムで吹き飛ばされる。原作のマハ・ジャラマと同じポジで出番はあまりなかった。
ドリームウイルス
パラいちろうが完成させた究極のウィルス。ブロックマンのプログラムアドバンスで瞬殺されるがパラガスがリアルプラグインして合体する。真の目的は「全人類のサイヤ人化」だった。
クズペル(シーズン2)
原作の「ゴスペル」に当たる組織である人物が結成した。
速見ダイスケ
クズペルのメンバーだったが、セクハラして制裁を受けた武露の八つ当たり気味な先手を喰らい、川に流されてしまった。
クイックマン
ダイスケのナビ。
彼の仇と任務を実行するべくブロックマンと交戦。戦いでデカオの家の攻撃を阻止し、武露がいなければなにもできないと高をくくったがこれが仇となり、新技「オブロウサン」でオーバーキルを喰らう。食肉に加工され、武露達に食べられてしまう(当の武露達はブロックマンから「九元豚」という豚肉だと知らされて気づかず、一人だけ気づいたブルースは慌てて炎山に言おうとしたが地面に叩きつけられて正体が判明することはなかった)。
カットマン
クズペルのアジーナ攻略部隊の副隊長である自律型ナビ。
頭に付いているハサミを使ってバトルに割り込んできた武露の金〇を切り落とし、瞬殺したかに見えたが女ブロリー化した武露に「プリズムデカオの家バグ」を繰り出され、消し炭にされた。
ダーク・ロゼ(ゴクウブラック)
クズペルに雇われた傭兵。構成員がほぼ原作のままの中で数少ない変更キャラ。
持ちナビであるシャドーマンと共にアジーナのネットワークを制圧、ニホンのネットワークも制圧しようとするがブロックマンとブルースの妨害に合う。最終的に覚醒した武露の「プリズム反射」でシャドーマン、炎山諸共デカオの家まで吹き飛ばされ消される。
プリンセス・プライド
クリームランドの王女。
原作同様に自国を守るためにクズペルに加担し、幹部にまで登りつめた。任務でオフィシャルネットサイヤ人世界本部で行われる会議の妨害に来たが武露が、チップを取り戻すついでにごろつきからせしめた彼女の水着のプライベート写真を世界中にばらまくと脅される(この時彼女は絶叫し、持ちナビであるナイトマンも動揺して命乞いまでして回収しようとした)。それでも自国のためと意地を張るが今度はクリームランドにデカオ付きのミサイルを打ち込まれそうになったため、一時的に武露から離反したブロックマン、炎山たちと組んで阻止。だが、その代わり自分たち諸共アメロッパが吹き飛んだ。
ガウス・マグネッツ/マグネットマン
クズペルの所属のネットバトラーとナビだったが武露に瞬殺される。
そして、武露は乗っていた飛行機をクズペルの本拠地に墜落させた
ベジータ
まさかの再登場。
クズのかけらとして放流されてしまった彼であったがウラインターネットでゴスペルと同化し、実体を取り戻していた。その後、武露に復讐するべくクズペルを立ち上げていた。
最終決戦ではゴスペルと合体し、武露の攻撃を無力化していたが弱点を突かれて分離、運悪く墜落の被害から免れていた毒蜘蛛に襲われ仙豆になってしまった。
ゴスペル
ウラインターネットでベジータを発見したゴスペルらしきウイルス。彼と仲良くなり、後に実体を取り戻す手伝いをした模様(ベジータ曰く「友達になった」)。
最終決戦でベジータと合体してその強固な体であらゆる攻撃を無効化するが弱点である口に集中攻撃を受けて分離。
ベジータと別れた後は、武露の代わりに活動しているブロックマンと共にさり気なく実体化していた。
シーズン3では、自我を持って公園で遊んでいた子供から???を横取りしたりしている。
シーズン3(新生WWW)
西古レイ/フラッシュマン
新生wwwの一員として登場。原作同様夜の学校であるものを強奪。
西古があるものを送っている間に、催眠術を駆使して一同を追い詰めるが、運悪く催眠術にかかると思い込んだ対象と同等の体質になるデカオに自らを核爆弾と思い込ませてしまった為に改良されたデカオの家に逃げ込むが、不運にも当のデカオが帰宅していたために武露によって扉を閉められ出られないまま爆死した。
パラリー
パラいちろうとは別に、WWWを再興したパラガス。
犬飼猛雄/ビーストマン
原作通り、よかよか村の動物園で動物たちを暴れさせようとしたが武露によって阻止された挙げ句、大山チサオを見せしめに墜落させようとして武露にぶちのめされる。
ビーストマンの方は、電脳でブロックマン率いる電脳ゴリラに包囲されたところから逃げるが武露に叩きのめされてメイルに襲いかかろうとしたところバンパーでデカオの家まで吹っ飛ばされ、動物たちを投げ込まれた上にパラいちろうの車に直撃、岩盤送りとなった。
その他の人物
黒井みゆき/スカルマン
デンサンシティで、骨董品やを営んでいる女性。
武露のタイプではあったものの、だるまは好きでないとふられる。
その後、ブロックマンが装備を揃えるために訪れてバトルしたときにスカルマンの頭とみゆきのリンクを貰う。
ミリオネア/スネークマン
バトルチップを奪ったごろつきのナビから売った先を聞いた武露に、宝石店ごと襲撃されて命からがらバトルチップを返すもののスネークマンを食べられて爆死。
しかし、スネークマンはデカオ付きミサイルを呑み込んだ時に腹のなかで抑えていた。
余談
- 本作よりも2年前に「ブロックマンX」と言う「ロックマンX」とのコラボ動画が製作されていた。
・但し、こちらはニーク氏の制作したものではなく、ブロリーがエックス、パラガスがゼロ(但し、開始序盤で退場)の役割となっており、VAVAとシグマは出てこない。いわゆる乱入ものである。
- 現在はニコニコ及びYouTubeでも視聴することができる。
- 本シリーズを視聴していたブロリストからは「ブロックマン=本作」という認識が強かったがその6年後・・・・初代シリーズで本当にブロックマンが出てきてしまった。
- 無印シリーズでは武露とブロックマンの絵は映画本編とSFCの物を使用していたがシーズン2以降は超、BROLYの画像も使われるようになった。
- ニーク氏が嫌っているのかこのシリーズではデカオが一話を除いて出演しているものの基本的に扱いがよくない。原作では所々でしか出番がなかったもののいい奴だったのに・・・・
- ニコニコ静画には武露とブロックマンのイラストがあり、その恰好は熱斗とロックマンの恰好をしたブロリーそのもの。
- 本作はワイリーに該当するキャラがパラガスだったため、リーガルやフォルテに関してはどのように変更されるのかは不明。
- シーズン2が若干駆け足気味で最終回を迎えたため、シーズン3の公開は未定。もしやった場合、今までのことを考えるとおそらく仙豆になってしまった武露は何事もなかったかのように復活すると考えられる。そしてシーズン3では案の定復活していた。
- 2021年に原作をプレイしていたゆっくり実況者で本作の話題を出している方がいた。
- 2022年にKomexEX氏による続編(?)「流星のブロックマン」が公開された。