「よくここまで辿り着けたな!」
「オイラのブロックは重いぜ!」
概要
DWN.081
NAKAUME製作所出身の外装工事用ロボット。
いつかは後世に残るような世界的な巨大建造物の工事に携わりたいという大きな夢を持っている。
小柄なボディにそのでっかい夢と元気いっぱいのエネルギーを詰め込んだ現場のムードメーカー。だがその一方で負けん気が強く喧嘩っ早いという江戸っ子気質の短気な性格が玉にキズ。
定期健診でDr.ライト研究所を訪れていた際にDr.ワイリーが襲撃した時も、我先にと喧嘩を吹っ掛けようとしたが、他の8ボス同様ロック達の目の前で捕まってしまい、戦闘用に改造されてしまった。
ステージは何かの文明の遺跡に見えるが実は(作中でも)架空の文明であるらしい。特に背景にある壁画はどう見てもブロックマンが王様のものがある事からもわかる。
また、ボス部屋の背景にはステージ中に登場する雑魚や中ボスが総力を挙げてロックマンを倒す壁画が描かれている。…本人の性格もあって「オイラのかんがえたさいきょうのロックマンのたおしかた」感が否めないが。
戦闘
本編より先に配信されたため体験版にて、いち早く戦うことができたボス。
無印系統としては珍しく、体力に応じて段階的に行動パターンが変化するのが特徴。
最初はドタバタと走り回って次々にブロックを作り出してはロックマンの頭上に雨の様に振り落としてくる。
追い詰められるとワイリーから与えられた“パワーギア”の力を用いて小柄な体格をブロックで覆う事により巨大化。本来の姿のシルエットを残したまま別物といっても過言ではないゴーレムを彷彿とさせる外見へと変化して、その巨体から繰り出す圧倒的な怪力を活かして力任せに相手を叩き潰そうと襲いかかってくる。この巨体を倒されると、やけくそにブロックを投げつけてくる悪あがきが始まる。
弱点武器はチェインブラスト。
ちなみに巨大化するとライフが回復…というか頭部がブロックマンが変形したもので巨大なボディは追加装備というべきものでそのライフになる。その為、巨大なボディを破壊しないとブロックマン自身を倒せない。つまり11の8ボスではライフゲージが二つあるボスというべきものである。
特殊武器「ブロックドロッパー」
ロックマン前方の上空にブロックを4個生成し、相手の頭上に落とす。攻撃範囲が広くロックバスターや他の特殊武器では届かない高さの敵にも有効だが、隙間を抜けられることもあるため注意。
パワーギア発動中は落とすブロックの数が4x4の16個に増え、次列が前の列の隙間を埋めるように降るため範囲内の敵にはほぼ確実に当たる。大型の中ボスもこれを2,3発ぶち込むだけで文字通りペシャンコに押しつぶすことが出来る。
アシッドマンの弱点であることから察するに、ブロックは耐食性に優れている模様。
または『ずっと家庭を放り出して飛び回っているボンクラ親父にとって妻をはじめとする家族に育ててもらった息子の奮闘は気不味いから』だろうか。
余談
本作の中でも何かと表に出る機会が多いボス。
ロックマン11の発表段階で彼の特殊武器が公開され、PVでもヒューズマンと共にボスとして公開されパワーギア時の姿が公開された。
加えて、本作の体験会、先行配信の体験版では彼と戦えるなど、ある意味本作を象徴するキャラクターとなっている。ステージ・ボス含めてダブルギアシステムを活用する事を身に付けるのには丁度良いバランスになっている。ちなみにステージセレクトでは製品版でも彼がカーソルの初期位置になっている。
そして2020年7月18日よりプラザカプコン池袋店に設置されたロックマン初のVR作品『ロックマンVR 狙われたバーチャルワールド!!』でもめでたくボスとして抜擢された。最初は原作の悪あがきを彷彿とさせるブロック飛ばしをしてくる。このブロックはチャージショットでないと壊せないが、パターンが複数あるため瞬時に回避するか破壊するかを判断しなくてはいけない。
そして原作通りパワーギアでの巨大化もしてくる。これがかなりの迫力で、その大きさは視界に入りきらないほど。文字通り手に汗握る臨場感を感じられる。撃破すれば原作通りブロックドロッパーを入手可能。
喋っているところは公開されていたものの当初は声優は他キャラクター同様未公表だった。のちに公式サイトで声優が公表され、まさかの男性声優だったことに驚いたファンも多いとか…。
また名前が『ブロックマン』、体色が青色系統、変身機能がある等々ロックマンと共通点は意外と多い。ステージでロックマンを倒すプランを壁に描いているのも自分のアイデンティティの維持等があるのかもしれない。
関連イラスト
パワーギア発動時の姿。ハードマンにそっくり。
関連項目
ハイパーストーム・H…ライフゲージが二つある。