「俺の研究の邪魔をするのはお前か!」
「ネジ1本残さず溶かしてやろう!」
CV:鳥海浩輔(日本語版)、クリストファー・コーリー・スミス(英語版)
概要
DWN.084
マチャチューチェッチュ工科大学出身のサイエンティストロボット。化学薬品プラントで薬品の生成に従事している。
薬品の調合の分量などを非常に気にする几帳面な性格で、調合が雑だと烈火のごとく怒り出す。
誰が呼んだか「薬液プールの半魚人」の異名のごとく、施設や薬品成分のチェックのためによく薬液プールに飛び込み、プラント内を泳ぎ回る。
ステージのスタート地点や道中の背景には、時折泳いでいる彼のシルエットが横切っている。
ワイリーの改造によって変なスイッチが入ってしまったのか、現在はキケンな劇薬の生成に快楽を感じるマッドサイエンティストになってしまっている。
戦闘
劇薬の弾(おそらく酸の類)を飛ばして攻撃してくる他、劇薬のバリアで身体を包み、ロックマンの攻撃を防いでしまう。バリアに覆われている間は攻撃がなかなか通らないが、バリアを破られるとひるんで短時間動きが止まる。なお、弱点武器なら一撃でバリアを破壊可能。
弱点武器がない場合はスピードギアを発動し、連射でゴリ押しすると早く壊せる。
スピードギアが発動すると、足元の劇薬プールに飛び込み、飛沫を上げつつ高速で泳ぎ廻っては飛び上がって攻撃を仕掛けてくる。
如何にも曲者然とした風貌だが、ギア発動攻撃含め攻撃パターンは割と素直な部類で、難敵揃いの11のボスの中では比較的攻略しやすい部類に入る(その分、ステージが難しいガッツマンやヒートマンタイプ)。
ステージはかつてのバーストマンの雰囲気に似ているがフレイムマンステージの薬品版やトゲだらけの地帯など厄介な物となっている。また、薬液の水流の発生はアクアマンステージやポンプマンステージに類ずる。
ステージのあちこちにある薬液プールは敵が薬液を落とす毎に色が「青→黄色→赤→緑」に変色するのだが、赤まではその中に落ちても大丈夫だが緑になるとダメージを食らう酸性(?)に変わる。
初見だと一般的に赤が危険色の扱いがある為それが危険だと思いこみやすく、緑は一般的に安全色の扱いなので中和されたと思いきやダメージを食らうという心理的なトラップになっている。
特殊武器「アシッドバリア」
劇薬のバリアで体を覆い、ミサイルなどの敵弾を無力化する。バリア展開中に劇薬の滴で敵を攻撃することも出来る。
バリアは時間経過か、雫を発射し続けると小さくなっていく。
パワーギア発動中に展開するとさらに強力な劇薬のバリアを纏い、攻撃を防ぐたびに劇薬の飛沫が飛び散るようになる他、耐久力の低い雑魚敵なら触れるだけで溶かしてしまう。
パイルマンの弱点。
余談
- 英語版声優のスミス氏は回想シーンに登場する議長の兼役である。
- 開発元の名前の元ネタはマサチューセッツ工科大学。
- アシッドは「酸」の意味であるが、LSDの俗称だったりもする。
関連タグ
関連キャラ
トードマン:シリーズ初の酸を武器にした酸性雨の「レインフラッシュ」を持つボス。
バーストマン:同じく化学薬品プラントステージのボス。こちらは水中ステージでは初の薬液。薬液の変化によって浮力がさらに上がったりする。
ブロックマン:弱点武器の入手元。因みに中の人同士とは、別作品にて、父息(おやこ)役だった。それを知ると中々感慨深いチョイスと言える。
アクアマン:アメリカン・コミック作品の主人公。募集時の原案である「バイオマン」が金属を溶かし機械を狂わせる液体を使う、知的で残忍な性格、などの記載があり、原案にあったのに完成版のアクアマンに残らなかった設定とかなり類似してる。
同名であるロックマン8、ロックマンエグゼシリーズに登場するボスキャラについてはアクアマン(ロックマン)を参照。
犬塚キバ:中の人且つスピーディーな動き繋がり、但し、ガサツ・大雑把・同一作品内屈指のバカ等、彼とは正反対な部分が多い。犬を相棒にしてるが、それは寧ろロックマンとの親和性が有る。また、ツンドラマンの中の人が演ずるキャラとはチームメイト。
芦戸三奈:『アシッドマン』という必殺技がある。用途は『アシッドバリア』に近い。外見はあれに似ている。
ケミストリーマン:MegaMan:FullyChargedに登場する当作品オリジナルキャラ。化学に縁がある点、元々非戦闘用のロボットだった点、ワイリーによる改造で機動力が向上している点が共通している。
また、緑を基調としており、半透明のバイザーを備えている点で、外見もやや似ている。
アシッド・シーフォース:ロックマンX3に登場するボス。名前の一部、および酸を特殊武器として扱う点が共通している。
アシッド・エース:流星のロックマン3に登場するキャラクター。名前の一部が共通している。人工の電波体であるアシッドとの電波変換は体への負担が非常に大きく、暁シドウの体を「酸」のように蝕んでいる意味も込められていると考えられる。