「僕のステージにようこそ」
「見せてあげるよ。凍りつくまで!」
CV:川田紳司(日本語版)、マイケル・T・コールマン(英語版)
※ツンドラマンを演ずる川田紳司氏はロックマンエグゼシリーズにて氷系ナビのコールドマン、水系ナビのダイブマンを演じていた。
概要
DWN.085(有賀版表記ではDCN.85)
コサックロボット研究所出身の極地開拓&調査用ロボット。
テレビで知ったアイスダンスの魅力にとりつかれ、ブリザード吹き荒れる北極の氷上で、北極の動物たちを観客に練習を重ねてきた。
さながらフィギュアスケートの選手のような姿をしているが、これは自らコツコツと改造を重ねていった結果で、北極に送り込まれた際は極地対応のゴツい姿だったらしい。
改造によって初期よりも耐久性が落ちているが、仕方ないと割り切っている。
自身の華麗なアイスダンスを北極に閉じ込めておくことは地球規模の損害であると断言しており、いつかは北極を出て皆にアイスダンスを披露したいという願望を持っているが、ワイリーの改造によってそれを増幅させることとなる。
ステージセレクトで飾りとなる頭のパーツがはみ出ているボスとしては歴代ではクイックマン、スプラッシュウーマン、シープマンに次ぐ四人目。ちなみにスプラッシュウーマンとはボス選択画面の位置が同じ下段右側。あまり目立たないが珍しい辮髪の持ち主だったりもする。
ロックマン4で登場したコサックナンバーズはコサック博士がワイリーによって無理やり悪事をさせられていた際に纏めて強奪されたが、ツンドラマンだけは唯一ワイリーが直接強奪している。
本来コサック博士の所で定期検診を受けるはずなのだが博士は留守だったのだろうか?(→何かしらの用事が在った為にライト博士に紹介状を書いた可能性が有る)
ロックマン世界におけるロシア製ロボットであるのは間違いないだろう。
ワイリーからしても並みのロボットより遥かに高性能なコサックナンバーズを強奪出来たのはある意味嬉しい誤算だったと言える(ダブルギアシステムに耐える為の改造度合いを少なく出来る為)。
ステージ自体はこれまでの氷系ステージを踏襲しているが、厄介なのがブリザード地帯。暴風雪が吹き荒れるとただでさえ滑る上に流されてしまう(この点は前作のコマンドマンの砂嵐に近いが視界はハッキリしている)。特に後半はブリザードを利用してジャンプの距離を稼がないといけないが、氷のデカブツの鬼畜スノーボードよりはまだマトモ。
ボス部屋はフリーズマンのものに似ている。
語感が似ているがツンデレマンではないので注意。
戦闘
飛び道具類は一切使わず、自慢のテクニックのみで戦うある意味男らしい戦闘スタイル。
基本的に画面の端から端まで、華麗でスピーディーで危険な舞いを披露しつつ移動するだけだが、ただ普通に滑るだけかと思ったら途中でジャンプしたり、スライディングでないとかわしづらい低空ジャンプで迫ったり、攻撃をはじくほどの高速スピンを披露したりとトリッキーな動きでロックマンを翻弄する。
スピードギアが発動すると、スピードスケートさながらの高速スケーティング攻撃とスピンジャンプによる絶対零度のブリザード攻撃を仕掛けてくる。
言うならばタップマンのタップスピンのモーションにジャンプを加えて複雑化した移動パターンというのが近い。つまり、タップマンのタップスピンと特殊武器版タップスピンの要素が合わさったものである。
……ハッキリ言うと、歴代の氷ボスの中ではまだまともな強さとはいえ、今作の中では最弱候補とも言われている。
理由としては、前述のトリッキーな動きも実は「スピンしながら通常スピン→目の前でジャンプ→連続ジャンプ→低空ジャンプ→普通に滑った後隙だらけの決めポーズ」と、完全なローテーションになっていることが大きい。
スピードギアも軌道は単純で、画面端でタイミングよくジャンプしていれば当たらない。
慣れてしまえば、バスターだけでもノーダメージで楽に勝てる相手でもある。
弱点武器はスクランブルサンダー。高速スピン中もダメージを与えられ、当て続けると感電によって膝をつかせられる。
本人の演技もそうだがスポットライトの主張がとても激しい。
登場の際、憧れのアイスダンスよろしく暗闇の中で青色のスポットライトに照らされながら華麗なジャンプを決め、スピードギアを発動させると赤、黄色、青と様々な色に変化するライトの中でロックマンを指さすポーズを決める。加えて、撃破されると赤いスポットライトがツンドラマンの悲しみを表現したりと、彼の個性を一層際立たせている。
なお、歯車城ステージの再戦でも、このスポットライトは健在。……自分のステージ(博物館)はともかく、ワイリーステージの方にも彼が取りつけたのだろうか?
特殊武器「ツンドラストーム」
ロックマンの上下に絶対零度のブリザードを発生させる。Xにおけるチャージストームトルネード、もしくはソウルイレイザーのマリントルネードの氷版と考えるとわかりやすい。
耐久力の低い敵は破壊でき、そうでない敵も凍り付いて動けなくなる。
トーチマンの弱点であり、トーチマンステージの迫りくる炎の壁も凍らせて一時的に動きを止めることもできる。
パワーギア中はほぼ全画面に吹雪が及ぶ。
余談
ツンドラマンには公式のファミコン風ドット絵が存在する。
2018年にレッドブルとのタイアップキャンペーンが行われた際、公式サイトで特別ブラウザゲームをすることができた。内容はロックマンとツンドラマンがスケート競走をするといったものだったが、その際に使用されるドット絵が新たに描き下ろされた(立ちモーションの他に移動、ジャンプと種類は多彩)。
なお、ファミコンで登場した1~6、及びファミコン風に制作された9、10出身でない8ボスキャラのうち公式のファミコン風ドット絵が用意されたのはスラッシュマン、フロストマンに続き3体目である。
元々コサックナンバーズという事から他のメンバーと揃えるためとしても適任だったのかもしれない。
関連タグ
個別
同じ氷系ボス
アイスマン ブリザードマン フリーズマン フロストマン コールドマン チルドマン
コサックナンバーズ
ブライトマン トードマン ドリルマン ファラオマン リングマン ダストマン ダイブマン スカルマン
ロックマンシリーズ以外
- 油女シノ:中の人且つ派手な技繋がり、但し、シノの外見は正反対に地味。また、アシッドマンの中の人が演ずるキャラとはチームメイト。
- ジョー(VJ):同じく、中の人且つ派手な技繋がり。同一メーカー製作品の主人公。「何か一つのカテゴリーに憧れる」という部分も共通(ジョーはヒーローに)。→ただ、ロールと共演したタツノコVSカプコンでは、ロールに、“クイックマンのコスプレ”呼ばわりされてた…。
- 水晶靴の舞踏派ガウリ:これを思い出した人もいるかもしれない。