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天然痘の編集履歴2016/07/24 01:02:21 版
編集内容:夏目漱石の感染について記載

天然痘(てんねんとう)は、非常に危険なウイルス感染症の一つ。医学界では痘瘡(とうそう)とも言う。

天然痘患者と接触することで感染する。感染力は非常に強い。

高熱頭痛筋肉痛嘔吐下痢などの初期症状の後、全身に特徴的な発疹ができる。ひどい場合は全身の臓器が侵され、呼吸不全により死亡する。致死率は30%と非常に高い。

ワクチン種痘)で予防できるが、現在は発生していないため、一般の人は接種できない(軍人など一部の人のみが接種できる)。現在、人類が根絶に成功した唯一の感染症である(ただし、アメリカロシアの一部の研究所にはウイルスが厳重に保管されている。また北朝鮮が天然痘ウィルスを保有していると一部で囁かれている。)

夏目漱石も幼少時に天然痘に感染したとされている。

1類感染症

天然痘は感染力・致死率ともに高い非常に危険な感染症であるため、感染症法では1類感染症に指定されている。1類感染症では患者は疑いのある者を含め強制的に入院検疫交通規制病原体の所持の禁止といった措置をとることができる。

1類感染症には天然痘のほか、エボラ出血熱マールブルグ病クリミア・コンゴ出血熱ラッサ熱南米出血熱ペストがある。なお、ペスト以外はすべてウイルス感染症である(ペストは細菌感染症)。

創作における天然痘

感染力の強さ、致死率の高さ、感染した後も痘痕が残る事等から古代から恐れられ様々な題材に取り上げられてきた。

黒死病と並び死のメタファーに使われ、医学の発展後もワクチン接種のポスターに何度となく取り上げられており、日本では牛痘によるワクチン接種が伝わるも、接種すると牛になるという迷信が信じられ、神獣の牛が天然痘の妖怪を討伐するチラシが作られ配布されていた。

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