概要、流行地域
クリミア・コンゴ出血熱(クリミアコンゴしゅっけつねつ)は、非常に危険なウイルス感染症であり、出血熱の一種。別名、CCHF。
日本での発生は報告されていない。(しかしCCHFとよく似たSFTSは日本でも流行している)
感染経路
ウイルスを持ったダニに刺されることで感染する。また、患者の血液や体液に直接触れることでも感染する。
症状
高熱・頭痛・筋肉痛といった初期症状の後、やがて全身の出血症状(鼻血・全身のあざ・吐血・血便)がみられる。
エボラ出血熱などの他の出血熱に比べても、特に出血症状が顕著である。
治療方法
有効な治療法はなく、点滴などの対症療法となる。感染症法ではエボラ出血熱・天然痘・ペストなどと同等の1類感染症に指定されており、患者は強制入院の対象となる。
予防方法
流行地域では長袖・長ズボンを着用し、虫よけスプレーを使うなど、ダニに刺されないように心がけること。また、牛や羊などの野生動物に近づかないようにすること。
関連タグ
- 佐竹博文…『ヒューマンバグ大学』のキャラクター。CCHFに罹って重篤な状態になったが、無事に治癒した。
- 佐伯・ゼッターランド・博子…『バグアカデミア』(旧・漆黒のジェイル)のキャラクター。CCHFに罹って重篤な状態になったが、無事に治癒した。