PMN.とは、プロジェクトムジークナンバーズの略称で、夜屋氏が生み出した
ロックマンオリジナルボスロボット、またはロクボスの事である。
概要
2010年11月09日、夜屋氏が零号機であるムジークを開発した際、数多くのナンバーズを開発するようになる。
物語上で言うと、ある日突然世界中のロボットが大量的に行方不明になり、
その責任はこのナンバーズにあると言う。ロボット達を全て行方不明にさせたのは、
ロボット達を酷く扱う人間達を思い知らせるために、人間とロボットを分離させ、
独立させた。この行動からワイリーナンバーズ同様の悪のロボット軍団と思わせるが、
あくまでも『人間達に己の愚かさと過ちを理解させ、自らの行いを改変させるため』
と言う抗議的な意味で行っていたため、決して悪の組織ではないと言う。
ナンバーズは零号機であるムジークを含め、全部で9体いる。
ナンバーズ一覧
PMN. 000 ムジーク
ナンバーズのリーダーで、ロボット行方不明事件の首謀者。人とロボットの対等性を主張する存在で、
一度人とロボットの関係やしがらみを破壊して、一から新しい世界を作ろうとする。
妹を人間の勝手な感情で破壊されており、人間には酷く失望している。
一見男性型に見えるが、実は女性型で、あくまでも男装している。長い黒髪の持ち主で、
本名はアリア。通常はマスク付きのメットを付けているため、自らの性別を周囲から隠しているが、
唯一彼女の正体を知っているのは、2号機のマッドマンだけである(正確にはカレイドマンとグレイズウーマンもうすうす気づいている)。夜屋氏の夢主キャラを
モデルにしたらしいのだが、詳しい内容が未だに不明であるため、夜屋氏本人からの詳細を要求する。
(夢主:名前変換小説の主人公の意。容姿・男装設定などもその小説より引用・改変。小説中では一部のテーマを科学技術の発展した世界の「人間」からの視点としており、PMN.はそのパラレル、または対として「ロボット」からの視点をイメージしています。)
PMN. 001 カレイドマン
宇宙光学研究施設用ロボット。普段は研究の手伝いと、研究所の名物土産である万華鏡を製作する
職人として生活していた。そのためか生まれながらも途方もない研究を義務付けられ、
そこで生き続ける自分に疑問を持っていた。特化した能力は特に持ち合わせていないが、
『俺達には物事を選び取れる能力があるのに、いつまで経っても選択肢が現れない』と考えており、
ムジークの計画に参加して世界中に働き掛ける事で、全ての汎用型ロボットが自分の望む働き方が
出来る様にする事が目的。万華鏡製作は個人の趣味でもあり、製作中は嫌な事を忘れられる。
自製の万華鏡は他とは比べ物にならないほど美しいらしい。特殊武器は『カレイドシュート』。
PMN. 002 マッドマン
道の技術を参考に作られた液体金属性のロボット。ほぼ完成しているが、
まだ調整中と言う事になっていた。設計段階から、金属なのに泥と銘打たれてしまった事によって、
周囲から散々バカにされていた。そのせいか、普段は無口・無表情で何を考えているか
分かり辛い節がある。ロボットが人間達に変な名前を付けられてしまう苦しみを強く理解しており、
今回の計画によるロボットと人間の関係性を改変で、ロボットが自分の名前を
変更出来るようにする事が望み。ナンバーズの中では唯一ムジークの正体を知っているロボットで、
彼女の人間に対する憎しみを不器用なりに理解しようとしている。特殊武器は『バリアライナー』。
PMN. 003 グレイズウーマン
ナンバーズの紅一点で、高速道路の違反者発見用ロボット。ただし基本的に本人も走る事が好きなため、
一緒に走ってしまう事もしばしば。検挙数は他の仲間に比べて圧倒的に少ない。
過去に何かあったのか、ロボットだろうが人間だろうが、酷く男嫌いである。計画に参加している
メンバーの代表格の中で唯一の女性型だが、普段はムジークにベッタリなので、特に問題は起きていない。(女性型であることにうすうす気付いている)
そんな彼女の目的は女性型ロボットの数を増やす事。一緒に走ったり、ガールズトークを
楽しんだりしてみたいらしい………まぁ、簡単で言えばレズビアンである。
背中にオイルタンクを背負っていて、メットから出ている火炎状の髪の毛で引火するのではないかと
心配されがちだが、ホログラムなので問題ない。特殊武器は『グレイズファイア』。
PMN. 004 フロートマン
スポーツ場整備用の少年形ロボット。カレイドマンと同じ製作者に開発されたため、
設定上ではカレイドマンの弟に当たる。子供らしく、ヒーローと言う物に憧れている。
計画に参加した理由は、兄であるカレイドマンが参加していると言う事と、
ロックマンに会えるかも知れない…もしかしたらロックマンのようなヒーローになる事が
出来るかも知れない………と、言われたから。実は前からロックマンのサインが欲しかったらしい。
仕事中は特殊武器でもあるフローターを使い、自分の手が汚れる事がなかったので少しだけ潔癖症である。
特殊武器は『パネルフローター』。
PMN. 005 スコアマン
ピアノ型のコンサートホールのスタッフロボ。上流階級の人々のパーティーや、
様々な楽器の演奏講座でもその実力を発揮している。別名『歩く音楽事典』。
誰にも負けない知識と曲のメモリーを持つが、スペックが足りなかったために自力で作曲する事が出来ない。
しかし、尊敬する音楽家に近付くにはクリエイティブな日常が何より大切だと考えており、
計画に参加して改造される事によってスペックの向上を狙っていた。だがその結果、
戦闘機能のみ向上され、最初は腑に落ちなかったものの、今はムジークの思想に賛同して
ロボットの権利拡大を目指している。仕事の関係上、ノーベルマンとは知り合いだったが、
仲は良くない。彼にとってノーブルマンの態度は『音楽をバカにしている』らしい…。
特殊武器は『コールドスコア』
PMN. 006 スタンプマン
郵便・宅配物の仕分け用ロボット。勤勉で上司・同僚・部下問わずのロボットや人間からの信頼も厚い。
元々優良な場所で働いていたのだが、最近異動、職場が変わった。しかしその職場は殆ど全てと言って
いい作業を少数のロボットに任せきりにしていて、そのせいで彼も休みなしで勤務していた。
計画に参加してこの事実を世間に公表する事で、ロボットの雇用状態を一新し、
他の不当な扱いを受けているロボット達にも救いの手を差し伸べようとしている。
人と関わる事が大好きで、休日には清掃ボランティアやチャリティーに参加するなど、
社会活動には元から積極的に参加する方だった。特殊武器は『メガスタンプ』。
PMN. 007 ノーベルマン
ある大富豪が自分の財力を誇示するためだけに開発されたロボットで、世界中の言語から
果てはネットスラングまで巧みに使い分ける事が出来る。スマートな外見、切れる頭、
物腰も柔らかそうで一見非の打ちどころがなさそうだが、『高貴』の名とは裏腹に下劣で
気品の欠片もない男である。口が上手いので友達は直ぐに出来るのだが、
何かに付けて一言多く相手を傷付けてしまうために絶対に長続きしない。
気紛れで計画に参加したと言う事にしているが、実は自分が一生懸命になれる事を探すためである。
言語プログラムのバグで歌う時の音域が崩壊していて、特殊武器にはその音波を強化した物を
使用している。だがこれが原因かスコアマンとは非常に仲が悪く、スコアマン曰くその時の声は
『吐瀉物入り溝水(どぶみず)』との事。本人も薄々感付いていはいる。特殊武器は『ノイズボム』。
PMN. 008 フォッグマン
天候研究・濃霧計測研究用ロボット。道路でも実験を行うので、グレイズウーマンとは
顔馴染み…のはずだった。威圧的・インパクトのある外見なのだが、なぜか覚えてもらえない。
そこにいても気が付いてもらえないなど、とにかく影が薄い。その結果極度の目立ちたがりに
なってしまい、計画に参加したのも目立つため。仲間内でも気付いてもらえない事が多いが、
ムジークだけはいつも自分に気付いてくれるので、彼女には絶対の信頼を寄せている。
なぜか香水事情に詳しく、匂いにも敏感。最近アロマセラピーにもはまり、
空気を読む能力にも長けているので仲間内でギスギスし出すと自分の体にアロマオイルを入れて
何とか宥めようと影で努力している。特殊武器は『スリップフォッグ』。