マンセル値は5.7R 3.9/14.9で、日本国有鉄道制定色の赤11号や、JIS慣用色のスカーレットと比較すると、明度・彩度は似ているが、色相がやや低い。
元々は7000系・7500系パノラマカー専用色としていたが、後に電気機関車や事業用車を除く旅客車両の標準塗装となった。ステンレス製車両が主流となった現在でも帯には名鉄スカーレットが用いられており「赤い名鉄電車」としての地位は揺らがないものとなっている。
7000系製造時、スカーレットの塗料は国産では存在せずフランスのデュポン社から輸入している。
余談
実は7000系も3400系いもむしのような若草色のツートンカラーを纏う案が存在しており、それを考案したのは画家杉本健吉である。