「やとわれているからな、それだけだ」
概要
クトラ族の遊牧民→遊牧騎兵。
部族がベルンに敗れた後、族長の孫娘スーを探して旅をしていた無口な男。
西方で海賊の用心棒をしていたところ、ロイ率いるリキアの一団に同行していたスーと再会し、一行に加勢する。喋る必要がなければ一切話しをせず、寡黙な者が多いサカの民の中でも特に口数が少ない為、会話の間が持たずに苦労する者も多いが弓の腕は本物。
「灰色の狼」と呼ばれる族長ダヤンには深い敬意を抱いており、その孫であるスーのことも大事に思っている一方、部族を滅ぼされた恨みからベルン人への敵対心は強く、また草原の民を裏切ったジュテ族やその族長モンケを前にすると、普段の無口さとは対照的に怒りが剥き出しになる。