概要
『ガールズ&パンツァー』本編から、遡ること約5年。
ライバル校・黒森峰女学園を舞台に、ガルパンシリーズ最大の謎とされてきた、西住みほ達の過去を描いた作品である。
タイトルにある通り、主人公は後の副隊長・逸見エリカが務めることになる。
多くの魅力的な背景を持ちながら、本編ではそれらが活かされることがなかったエリカだったが、『劇場版』あたりから再評価の流れが生まれており、本作はある意味でその到達点であるとも言えるだろう。
黒森峰女学園中等部に入学した、中学一年生の逸見エリカ。
彼女が憧れのスター選手・西住まほの背中を追いながら、小学校時代からの友人である楼レイラや、数々の仲間たちとの切磋琢磨を描いた物語であるとされている。
……しかし、これまでに明かされた本編設定に沿うならば、エリカの行く先には、絶対に届かない壁を前にしての挫折、そして例の全国大会の悲劇が待ち受けていることになる。
どうあがいても絶望に突き進むしかないシナリオであることを考えると、瞳をキラキラさせた純粋だった頃のエリカの姿が、なんとも涙ぐましいものに見えてくるのはご愛嬌。
作者は本編コミカライズおよび『激闘!マジノ戦です!!』を手掛けた、才谷屋龍一氏。
自身も梅太郎名義でPixivアカウントを所有しており、サイト内で特別予告編を見ることができる。
もともと同氏の手がけたコミカライズでは、アニメで省かれたエリカ及び黒森峰のエピソードが大きく補完されており、期待が寄せられている。
余談
上述した予告編なのだが、7ページ目にとんでもない誤植がされており、連載が始まる前から変な意味で話題になってしまった。