概要
「スーパーマリオブラザーズ」発売30周年として発売された、スーパーマリオのステージを自作して遊ぶクリエイトゲーム。
作成したステージはインターネットに接続して「世界のコース」に投稿することで世界中のプレイヤーとシェアすることができる。
小ネタ満載なヘンテココースに、上級者向けの激ムズコース、他作品のステージを再現したパロディコースなど、
今日この時この瞬間も、世界中のマリオ職人の手によるバラエティ豊かなコースが増え続けている。
つくる
作り方はいたって簡単。
GamePadをタッチしてブロックや土管、クリボーなどの敵キャラクターを配置するだけ。
キラー砲台にコインやアイテムを発射させたり、パックンに羽を付けて空を飛ばせたり、原作ではありえなかった仕掛けも作れる。
ゲームスキンを変更することで、マリオのアクションや敵キャラの見た目もデザインに合わせて変化することができ、スキンの特徴を利用したコース作りも楽しめる。
ゲームスキン
おなじみのドットマリオ。
このスキンに限り後述のキャラマリオが使用できる。初期の作品のスキンなので物が持てないなど機能が少ない。
しっぽマリオに変身して、ダッシュで勢いをつけて空を飛ぼう。
オリジナル版と異なりゴールパネルのストックは無い。
ご存知ヨッシーが初登場。
半永久的に空を飛べるマントマリオやスピンジャンプ、物を上に投げたりと本作ならではの要素が多い。レンガブロックがクルクルブロックになっている。
オリジナル版のアイテムストックやドラゴンコイン等は無い。
CGになったNewのマリオ。
スピンで高くジャンプできるプロペラマリオに、Newスーパーマリオブラザーズから使えるカベキックが可能。
キャラマリオ
スーパーマリオブラザーズのデザインを使用する場合、条件を満たすか対応amiiboを使う事によって外見や効果音が変わる『?キノコ』を取る事で変身するキャラマリオがある。
スマブラ3DS/WiiUのamiibo参戦キャラがほとんど登場できたり、?ブロックになる・クリボーになる等ユニークなものが多数ふくまれている。能力はすべて同じ。
地形スキン
地形スキンによる機能の違いは少ないが雰囲気を大きく変えることができる。
- 地上 最もオーソドックスなコース
- 地底 ゲームスキンによってはSEが少し響く
- 水中 Bボタンで泳げる
- お化け屋敷
- 飛行船 上下にゆっくりと画面が揺れている
- 城 どのゲームスキンでも斧に触れるとゴールとなる
オトアソビ
オトアソビのアイコンをコース内に設置すると、マリオがそれに触れたときにネコパンチ、ディスコ、正解チャイム、不正解ブザー、ボーナス面BGMに変更、歓声、花火、BGM消去など、様々な演出が入る。単なる演出としてだけでなくヒントを与えたりもできる。
あそぶ
10人マリオチャレンジ
本作収録のサンプルコースを10人のマリオ(残機)で挑戦。
オフラインでもプレイできる。
世界のコース
インターネットに接続して、世界中から投稿されたコースを楽しむ。
以下は「世界のコース」でプレイ可能なモード。
100人マリオチャレンジ
ランダムで選ばれたコースを100人のマリオ(残機)で挑戦。
「どうしてもクリアできない!」というときは、-ボタンを長押しするかGamePadの画面をスライドすることでパスできる。
コースをさがす
ランキングや新着コースから、遊びたいコースを探して遊ぶ。
職人をさがす
その名のとおり。
お気に入りの職人を登録すれば、その職人の新作コースを探す手間もなくすぐに遊べる。
イベントコース
コラボ企画などで実現した特別なコースがプレイできる。
「ゲームセンターCX」の有野課長のオリジナルコースに、
連載25周年を迎えた「スーパーマリオくん」のスペシャルコースなどがプレイできる。
余談
- 小ネタ
『世界のコース』のモードに移動した際などの『読み込み中』の表示に、同じマリオシリーズのツールゲーム『マリオアーティストポリゴンスタジオ』(64DD・非売品)の面影が見受けられる。
この作品のスタッフには、故・岩田聡氏(4代目社長)がエグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされている。任天堂の対応には感謝するばかりだ。
- 音楽コース
音符ブロックを振るとオレンジがかった色になり、この上に敵やアイテムを置くと、置いたものによって様々な音色が鳴る。さらに、音符ブロックのある高さによって音の高さが変わる。強制スクロールなどでマリオの進む速度を一定にすると、決まったタイミングで音を出すことができる。オトアソビのBGM消去を使ったうえでこの音符ブロックを並べることによって音楽を演奏することが可能。しかし敵とアイテムを100個ずつしか設置できないことや、近い高さの音を配置するのが難しいこと、敵やアイテムの移動パターンも考慮しなければならないこと、音の鳴るタイミングは調節できるが長さは調節できないこと、マリオの動線を確保しなければならないことなどがネックとなって、名曲を作るには様々な困難が待ち受けている。
- 改造マリオ
これまでスーパーマリオブラザーズシリーズのステージエディット機能は長らく待ち望まれていたが、
公式では登場せずに個人レベルで非公式かつ非合法の限りなく黒に近い手段である方法でされてきた歴史がある。
古くはファミコンディスクシステムを利用した非公式プログラム改竄ツールを用いて
改造されていた事や、近年においてはPCでROMを吸い出して改造かつエミュレータ等で動かすといった方法があった。
基本的にそれらは動画サイトで改造マリオとして紹介され目にする事が多くはなったのだが、
やはり違法スレスレな性格があったのは否めない。
しかし、任天堂公式のスーパーマリオメーカーの登場で改造マリオの法的問題のクリアや
製作の敷居が下がり誰でも自分だけのステージを作れて公開できるようになったのである。
なお、プレイヤーが操作をしなくてもコースクリアが出来る、通称『全自動マリオ』は
スーパーマリオメーカーでも作る事が可能となっている。なんとこの全自動マリオはカテゴリとして公式化している。
- 衝撃のスマブラ3DS/WiiUステージ化
一部のプレイヤー達は一瞬「あれ?なぜ?マーク?」「MADかこれ?」「釣りじゃねーの?」などと思いがちだが、正真正銘のDLCとして配信される。
乱闘中にコース作りしたり、このステージを選ぶ度にステージ地形が変わるなど、本編を彷彿するようなステージになっている。
- 「笑ってはいけない」電撃参戦
2015年末に放送された「絶対に笑ってはいけない名探偵24時」にミッションとして登場。
ロケ用に作られたコースをメンバー五人で交代しながらプレイ。が、初歩的ミスの連発で「アウト」も続出、
コースを進めていった挙句に、田中(ココリコ)がタイキックを受けてしまう。
(レンガブロックで「田中タイキック」と書かれていた。また、クリアできたかは1月1日現在、不明である。)
放送前に何も報じられなかったため、まさに「電撃参戦」であった。
放送時にはいくつかあからさまな分岐点と見られる箇所が見受けられたが、
実際のコースではそれらがどのようになっているかまでは明らかになっていない。
再現を試みた者もいるが、当然ながら放送された「田中タイキック」に進むルートまでしか再現できていないようだ。
また、「田中タイキック」の場所は出口からして強制的にミスになるオチである事は判明している。
イベントコースとしての公式配信が待たれるところである。
関連イラスト
リンク
スーパーマリオメーカー-公式HP
(同)遊び方ガイド-オンライン取扱説明書。「ゲームを作った人」に、岩田聡氏の名が載せられている。