概要
本来は「指導者」程度の意味を持つ名詞であった(イタリア統一における英傑の1人と呼ばれるガリバルディもその様に呼ばれていたらしい)が、20世紀初頭から第二次世界大戦にかけてかのムッソリーニの称号として使用された事情により、現在ではすっかり=ムッソリーニ、ひいてはファシストを連想させる言葉として認識されてしまっており、イタリア語版Googleでも「Duce」と画像検索するとほぼムッソリーニの写真で埋まる状態となっている。
ガルパンはいいぞ
という一方で、現在の日本、特にオタク界隈では「ドゥーチェ」といえばほぼアニメ『ガールズ&パンツァー』の登場人物であるアンチョビこと安斎千代美(メイン画像のキャラクター)の事を指す。
TV本編では彼女ら「アンツィオ高校」チームは出オチのような扱いであったのだが、その反動もあってか、メインでの登場となったOVA作品『これが本当のアンツィオ戦です!』の公開・発売を経て人気が急上昇。
特に、劇中でチームメンバーから「ドゥーチェ!ドゥーチェ!」と熱狂的にコールされて一緒にノリノリとなるシーンは強烈な印象を与え、以降、各種SNSやイベント等ではアンチョビ関連となると何かにつけて「ドゥーチェ」コールが起こる状態が定番化。
かくして、元々ミリオタか歴オタでもなければ聞いたこともなかったようなこの称号はすっかり=アンチョビのイメージで広まってしまったのであった。日本語版Googleの画像検索にお尋ねするとノリノリのアンチョビ嬢が過半を占める有様である(2016年1月11日現在)…。
日本人に見つかった結果がこれだよ!
……イタリア人にバレませんように(笑)