ハリガネムシについて
寄生虫である。
名前の通り、黒くて非常に細長い。
他の生物の体内に寄生する。
主にカマキリの体内に居り、カマキリの死体の肛門から黒い紐状の物体が出ていたら、それは内臓かハリガネムシである。
ハリガネムシは普段はミミズなどと同じくぐねぐねしているのだが、つついたりすると、ビクンビクンと暴れた挙句に、全身を硬直させて文字通り硬直する。体を硬化させるのはイシナマコなどにも見られる。
ただしこちらでは釘は打てない。
まず水中で孵化し、カゲロウの幼生に食われることで寄生。ホストが羽化してカマキリに食われ、引っ越ししたことになるわけであるが、子作り~産卵をするところが水辺なので、宿主の脳に何かを突っ込んでそこへもっていくという器用な能力を持つ。
江戸時代などには、罪人の指先に傷を付け、そこからハリガネムシを体内に侵入させては引っ張り出すという身の毛もよだつような拷問が存在した。