概要
ノンフィクションライターの高月靖氏が、産経新聞の発行する『夕刊フジ』の公式サイト『ZAKZAK』における2013年11月8日付けの記事「韓国の異常反日、今度は“漫画狩り”「進撃の巨人」「コナン」… 旭日旗探し」において、記事のタイトルとしても提唱した。
詳細
高月氏は、韓国のメディア事情などを中心に精力的な取材活動を行って、日韓問題に関する多くの書籍を出版している韓国ウォッチャーであり、彼によれば、漫画作品の中において、韓国が「軍国主義の象徴」としている日本の準国旗である『旭日旗』を探し出し、「日本の軍国主義を賛美している」などという観測が持ち上がり、非難の材料にされているという。
『進撃の巨人』騒動
2013年10月中旬において、韓国のインターネット上で、アニメ化もされ単行本の売り上げは累計2500万部(当時)を突破し、韓国でも大人気を博していた人気漫画『進撃の巨人』の作者である諫山創氏のものとされる発言を巡り、「極右論争」がわき上がったことがある。
現地韓国のメディア関係者によれば、
「韓国のコミュニティーサイトで、諫山氏のものとされる人物によるツイッターの書き込みが紹介された。真偽のほどは定かではないが、その内容がネットユーザーからの反発を浴びた」
という。
その書き込みには、日本による朝鮮半島統治時代について触れたものであり、
「(日本)朝鮮人の人口と寿命を2倍にした」
「民族浄化を行ったナチスとは違う」
といった内容が綴られており、これが韓国において「日本の植民地支配を擁護している」などという非難を浴び、SBSテレビや国民日報などの韓国における複数の主要メディアが報じ、「『進撃の巨人』の作者は極右」との認識が広められてしまったのである。