概要
1997年4月19日に公開された『名探偵コナン』の記念すべき最初の映画作品である。
主人公・江戸川コナン(工藤新一)とヒロイン・毛利蘭の関係をメインに、レギュラーメンバーと連続爆弾犯との戦いを描いた王道作品である。本作の大迫力のアクションシーンや、ビルの爆発シーンは、シリーズの恒例となるなど、劇場版名探偵コナンの基礎を築いた。
ストーリー
ある日、一家で病院を営む黒川邸で主人の黒川大造が何者かに撲殺されるという事件が起こった。だが、毛利小五郎を時計型麻酔銃で眠らせた江戸川コナンの推理で、事件は無事に解決した。
数日後、東都大学建築学科教授兼建築家の森谷帝二から工藤新一宛にパーティーの招待状が届いた。しかし、新一は体が縮んでしまってコナンになっているため、コナンは小五郎を代理人としてパーティーに出席する。そこでコナンは、殺人事件があった黒川邸が森谷の設計であることを知る。また、毛利蘭は新一の誕生日に二人で映画を見に行く約束をしていることを森谷に伝えるが、行くことができないコナンは、どうしたらいいかと考えることになる。
翌日、火薬庫から爆薬が盗み出され、森谷の設計した建築物が次々と放火されるという事件が発生する。コナンがこの事件について考えている時、その犯人から新一宛てに爆破予告の電話がかかってきた。コナンは爆破を防ぐために、ターボエンジン付きスケートボードで飛び出していく。