「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」とは、いわゆるスパムメールの一種である。2006~2007年ごろにかけて送信された。
概要
29歳の「久光さやか」を自称する人物からのメール、という設定のスパムメール。このタグはサブジェクト(メールタイトル)で使用されている。
メールの内容の概略としては以下のようなものである。
送信者「久光さやか」は29歳の未亡人である。亡き夫はシンガポールへ頻繁に、妻にも内容を告げぬ「危険な出稼ぎ」のために出張しており、その末に1年前に帰らぬ人となった。夫の急逝からは立ち直りつつあるが、それと同時にまんじりともせぬ夜を過ごすことも増え始めており、一夜の伴が欲しくなっている──
内容としては典型的な、相手が下心を持って応答を返してくることを期待したスパムメールに過ぎない。にも関わらずこのスパムメールが有名になったのは、アリアハン辺りからでも送られてきたのではないかと錯覚しそうな、その奇抜なタイトルにある。
送信者の意図は不明であるが、このようなタイトルになったもっともらしい理由としては、自動スパムブロックソフトによるフィルタリングを回避するために回避可能な文言を探していった結果である、またはその奇抜さから少しでも注目を集めるためである、と言ったものが想定されている。
なお、言うまでもないが、実際に届いたとしてもコンタクトを返すべきではない。