概要
厄祭戦末期に建造されたガンダム・フレーム採用型モビルスーツの一機。
タントテンポの内乱を陰で操るギャラルホルン貴族ヴィル・クラーセンが調達したガンダム・フレームであり、タントテンポのロザーリオ・レオーネによって運用された。
ガンダム・アスタロトと同じく装備の殆どを失った機体であり、ヴィルがヴォルコ・ローレンの神経を逆撫でする為にアスタロト本来の装甲の大半(およそ七割)を取り付けている。
ただしヴィルであっても全ての装甲を収集する事は出来ておらず、右脛部、左腕部はフレームが剥き出しの状態となっており、バックパックも中央のスタビライザーが欠落している。
装甲の不完全さもあって防御面に不安を残しており、当初はそのままの状態で運用されたが、後に別途調達されたシールドを右肩と左腕に装着し、防御面の脆さをカバーしている。
二度に渡りアスタロトと激闘を繰り広げるが、戦闘に随伴させていたナナオ・ナロリナの裏切りによってコックピットを破壊され、ロザーリオは死亡。機体はヴォルコ側に渡り、装着された装甲もアスタロトへと移植された。
機体データ
型式番号 | ASW-G-47 |
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全高 | 18.9m |
本体重量 | 31.5t |
動力源 | エイハブ・リアクター×2 |
使用フレーム | ガンダム・フレーム |
武装 |
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パイロット | ロザーリオ・レオーネ |
武装
グレイヴ
最初にガンダム・アスタロトと交戦した際に装備していた両刃剣。先端部にスパイクを持つ独特な形状を持つ。
使い手によっては相手に反撃の隙を与えない自在な斬撃を行う事ができ、ロザーリオはアスタロトとの戦闘ではほぼ反撃を許さない技量の差を見せつけている。
マイニングハンマー
先端部をボーリングマシンのように回転させる事で破壊力を増大させるハンマー。アスタロトとの二度目の戦闘で使用された。
ロザーリオは自身の操縦技術によってアスタロトが持つデモリッションナイフの展開ギミックを無力化している。
スパルタンシールド
フレームの露出した部位を補う目的でマイニングハンマーと共に右肩と左腕に追加装備された盾。
右肩に装備されたシールドにはスパイクが備わっており、打撃武器としても使用可能。
210mm対物ライフル
アスタロトが運用している物と同一の射撃兵装。
ウヴァルのサイドスカート(アスタロト本来のサイドスカート)にはオプション装備をマウントする為のラッチが備わっている為、そこに接続して使用される。