概要
地球連合軍が開発した宇宙用MA。G兵器(ガンダム)開発以前の地球連合軍において、ザフトのMSと対等に渡り合うことができる数少ない兵器の1つで、「ガンバレル」と呼ばれる4基の有線誘導式無人機を全方位に展開・制御することで、MAの弱点である旋回性能の低さをカバーしている。
技術的にはメビウスより一世代前の機体とされる。機首部分は切り離しができる構造であり、突入艇として単独での大気圏降下が可能となっている。「ガンバレル」を扱うには、突出した空間認識能力が不可欠で、軍内ではその素質を有するパイロットの存在は希有だった。よって人的資源の確保の困難さからこの機体は少数生産に留まり、以後は一般兵士向けの量産機であるメビウスの生産に切り替えられた。
しかし、オールレンジ攻撃の有用性を認めた地球連合軍は、後に直系の後継機であるエグザスを開発した他、105ダガーと合体するガンバレルストライカーも開発された。
一方、ザフトでは無線誘導式のドラグーンシステムが開発され、後に空間認識能力が低い人間でも扱える改良型が登場している。